必然的に地味で目立たない存在になりがちだが、いないと非常に困る縁の下の力持ちである。
表舞台に立つ者は、常日頃から「彼(彼女)らの存在あっての自分」であることを自覚しておくべきだろう。
特に芸能界では、有名芸能人が彼(彼女)らを「所詮裏方」などと軽視したがために後々になって逆襲された例が散見される。
たとえば、下っ端の裏方スタッフ(アシスタントディレクターなど)をこき使ったりいびったりしていた芸能人が、後々になってディレクターやプロデューサーに昇格した彼らによって業界から干されたり、あるいは裏方スタッフによってカメラに映らない裏の顔をゴシップ誌などに暴露され、大きなスキャンダルに発展したり…といった具合である。
逆に、裏方を大切にする芸能人は自分も大切にしてもらえることが多く、魑魅魍魎ひしめく伏魔殿たる芸能界において、長きにわたって「生き残って」いる芸能人は、程度の差こそあれ裏方の人々を大切にしている人が多いとされる。