概要
主として太平洋とインド洋、カリブ海の熱帯域の海洋に棲息する。
飛翔能力が高く、陸地から数百km離れた海上にも現れる。飛行速度は154㎞/hにもなる。
魚類やイカ類を餌とし、飛びながら海面近くにいる獲物を捕する。また、カツオドリ等の他の海鳥を襲い、魚を吐き出せて奪う。陸上で孵化したばかりのウミガメを捕食することもある。
雄には赤いのど袋があり、繁殖になると、こののど袋を大きく膨らませて、雌の気を引く。集団で営巣し、主に樹上に巣をつくる。
羽毛に油分が少なく撥水性が無く(鵜と共通)、ほとんどの時間を空中を飛んで過ごし海面に降りることはない。
飛行に特化している故か地上を歩く事は不得手とする。
かつてはペリカン目に分類されていたが、近年のDNA分析によりペリカン目から分離されたカツオドリ目に編入された。