概要
1987年、ヤマハ発動機より発売されたライトウェイトスポーツ。
尖った性質でも高性能が良しとされていたレーサーレプリカ全盛期にあって、気軽に操る楽しみを提案したモデルとして売り出された。
細い鋼管を組んでメッキをかけたメインフレームに、ナンバープレート程度の車体幅と、一目でわかる細身で軽量な車体に、瞬発力にすぐれたオフロード車由来の200cc水冷2ストローク単気筒エンジンを搭載。
1馬力あたり3kg程度の非常にすぐれた馬力重量とあいまって、コンセプト通りの尖らず、それでいて軽快な走りを実現している。
しかしながら車重以外、当時としては特筆するところのないスペックと、ライダー以外何も載せられない割り切った積載力、やや割高な価格が受け入れられずわずか2年ほどで販売終了の希少車となるが、現在ではそのスタイルとコンセプトを高く評価するコアなファンが少なからず存在する。
別名・表記ゆれ
このように排気量を併記される場合があるが、メーカー公式表記はあくまで「SDR」のみとなっている。