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右前の編集履歴

2011-02-14 10:30:26 バージョン

右前

右前(みぎまえ)とは、服の着方の様式。一般的に和服に用いられる。対義語は左前(ひだりまえ)。


男女のいかんを問わず、生者もしくは死に関わりのない人物ならば、和服はこの着方でなければいけない。


概要

この場合の「右」とは、着ている人間に向かって右側の衽(おくみ、着物で重なり合う部分の生地)が前に来ている状態を指す。着ている側から見ての基準ではない。


洋服はこの基準だと男物は右前、女物は左前であるが、和服の場合は男女共通で右前である。逆に左前は死者の経帷子に用いる着方のため、「死人前」と俗称されて忌まれる(「左前」参照)。


着物を右前とする風習は養老3(719)年に詔によって定められ、『続日本紀』に「初めて天下の百姓(国民)をして襟を右にせしむ」と見えるのを最初としており、これ以降着物の着方は右前に定まったとされている。


しかし洋服の影響で誤解が広まっており、和服の女性が右前でよいところを左前で描いたり、現実でも左前で着てしまったりと混乱が起こっている。


むろん経帷子を着た幽霊など死者、死に関わる属性持ちや設定持ちのキャラクターを描く場合や、死を連想させる効果を狙う場合はこの限りではない。特に経帷子で右前は逆におかしい。


使用状況

左前」がその誤りを指摘するタグとして用いられるのに対し、右前はそうなっていて当たり前なので数は少ない。しかし一部で右前と左前の基準に対する誤解から、左前なのに「右前」タグおよびそれに類するタグをつけている絵が見られる。


関連タグ

着物

和服

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