「そう!はじまっていたのです!」
概要
本作の主人公である12歳の少女。探窟家ランクは赤笛(探窟家見習い)。
作中世界における英雄「白笛」の一人・ライザを母に、彼女が率いる探窟隊のメンバー・トーカを父に持つ。
英雄の娘ということで生じる誘拐のリスクを避けるため、生後は親と離れ、表向き孤児という扱いでアビスの表層にある施設・ベルチェロ孤児院で他の孤児たちと共に生活していた。
そのため親であるライザについては名前と、自分の母であることしか知らない。
ある時見つけた正体不明のロボット・レグと出会ったこと、程なくしてアビス深層のライザから届いた「奈落の底で待つ」と書かれた手紙を見たことにより、アビス深層にいる母の元を目指し、旅立つことを決意する。
人物像
とにかく前向きで勇気と好奇心にあふれた性格。
謎とロマンを愛し、
劇中での活躍
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表記ゆれ
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出生の秘密(ネタバレ注意!)
ライザがリコを身ごもっていた時、彼女は国から「特級遺物『時を止める鐘』の早急な回収」の命を受け、身重の身体を押してアビスに潜っていた。
その途上で彼女の隊は壊滅。夫トーカを筆頭に多くの仲間たちを失い、「時を止める鐘」を深層から持ち帰れるかどうかすら危うい状態だったとき、生まれたのがリコである。
ライザの出産に立ち会ったオーゼンによれば、取り上げたリコは死産であり、本来ならばその遺体は仲間の遺体共々アビス深層に置き去りにされるはずであった。
しかし近くにあった遺物「呪い除けの籠」にオーゼンがリコの遺体を何の気なしに入れたところ、リコが蘇生。産声を上げる。
そこでオーゼンとライザは予定を変更し、回収命令が下っていた「時を止める鐘」を放棄、代わりに「呪い除けの籠」とその中に入れたリコを地上まで運び上げた。
(ちなみにこの「時を止める鐘」、国際情勢を左右しかねないほどの価値を持つ代物である。)
そのせいなのか、リコは何度か上昇負荷を浴びてはいるがオーゼンやプルシュカのように頭皮や髪の毛がねじれたり肉体が変質したりといった、後遺症が残るタイプの上昇負荷を発症していない。
またこの出来事がきっかけで、遺物「呪い除けの籠」が「アビスの呪い(上昇負荷)」を避ける道具ではなく、中に入れた死骸を蘇生させる道具であることが判明した。