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氷の国のアマリリスの編集履歴

2017-05-03 10:28:32 バージョン

氷の国のアマリリス

こおりのくにのあまりりす

『氷の国のアマリリス』(こおりのくにのあまりりす)は、松山剛による日本のライトノベル。イラストはパセリ。アスキー・メディアワークスの電撃文庫より、2013年4月に刊行。

概要

氷河期が訪れ、全ては氷の下に閉ざされた世界。人類は『白雪姫』という冷凍睡眠施設で眠り続け、そして、それを守るロボットたちが小さな村を形成し、細々と地下での生活を続けていた。


副村長の少女ロボット・アマリリスは、崩落事故による『白雪姫』の損傷や、年々パーツが劣化する村人たちのケアに心を砕いていた。再び人と共に歩む未来のために。しかしある時、村長の発した言葉に、彼女と仲間たちは戦慄する。


「――人類は滅亡すべきだと思う」


これは、機械たちの『生き方』を描く感動の物語。


登場人物

  • アマリリス・アルストロメリア

主人公。ロボットたちの《村》の副村長を務める少女。元保育士ロボットで面倒見がよく、生真面目な性格。


  • アイスバーン・トリルキルティス

《村》の『評議会』の一員でよくアマリリスとコンビを組む。ロボットのくせに女性を口説くという悪癖がある。その過去は不明。


  • ビスカリア・アカンサス

『評議員』の一人。《村》一番の『整備士』で村民たちのメンテナンス・修理を一手に引き受ける。


  • ゲッツゲッツ

『鉄腕』の異名をもつ『評議員』の一人。元役者ロボットで、顔の人工皮膚は剥がしているのが『素』。


  • カモミール

《村》の長を務めるロボット。いわゆる『生首』状態なのはボディ分の電力を節電するため、らしい。


専門用語

▪白雪姫(ホワイトスノウ)

人間たちが眠る冷凍睡眠施設。100年も前、人間たちは白雪姫に入って地下に潜り、ロボットたちはその地下空洞内にメンテンナンスのために配備された。


▪金属凍傷(スチルド)

経年劣化に加えて超低温下にさらされ続けることで、ロボットのパーツがボロボロに破損する急性金属疲労現象。ロボット達の《死》に繋がる場合もある。氷点下を下回る地下で100年もの生活を強いられているロボットたちの大きな問題となっている。


▪水晶株(クリスタル・プラント)

火力や原子力に代わるとされた未来エネルギー。植物のように株分けで無尽蔵に増やせ、大気汚染や放射線を出さないので、画期的なエネルギーとして利用され続けていた。しかし、その理想的なエネルギー資源は、ある日突然世界に牙を剥いた。


精神回路(マインド・サーキット)

ロボットたちの精神を司る回路。人間で言えば脳にあたる。


関連リンク

アスキー・メディアワークス 電撃文庫 ライトノベル

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