自動連結器を改良し、連結時の隙間を極力小さくしたもの。密自連や密着自連とも呼ぶ。ベースになったのは並型自動連結器で、密着自連と相互に連結できる。
並型自連と異なり、ツメ部分先端が尖っており、ナックルピンの横にツメ部分を受け止めるガイド枠が設けられている。このため連結状態の連結器が上下にずれないことから、垂直方向のズレは車体側緩衝装置を対応させる。
主に12系以降の客車や気動車での採用が多く、電車でも自動連結器の車両との相互連結を考慮した末に採用している例がある。
小型密着自動連結器
気動車と電車に搭載される密着自連は正確にはこのタイプで、機関車牽引列車ほど連結器に多大な負荷のかからない動力分散方式の車両には連結器の肉厚を薄くして軽量化し、小型化したこのタイプが搭載されている。