光嶺高校
みつみねこうこう
市川マサの漫画『A-BOUT!』の舞台である架空の高等学校。
概要
正式名称は私立光嶺高等学校。主人公・朝桐真之輔の編入先でもあるが、その実態は他県にまで名をはせるほどの戦闘地域にして、不良少年たちが暴力で競い合い上を目指す居場所でもある。それ故に余所者の侵入は許さず、現役の生徒しか入れない。つまり、卒業生や中退者も出禁とのこと。ただ、出前などはこの限りでない。女生徒が登場しないため、実質的な男子校である。
偏差値は低く、大門寺軍団の二人組・平林と若林のように真面目な一般人もいるが、不良高校としての印象ゆえに近所の評判は悪く、光嶺の生徒というだけでアルバイトの面接を拒否されるほど、真面目な人間が風評被害に遭っている。
3年生による派閥の統括および勢力争いによりトップを競い合う。徹底した縦社会であり、上下関係は絶対とされている。ただし、敵対する場合は目上の者への敬語や敬称ぬきで戦闘を繰り広げる。派閥のトップの3年生の命令がなくとも、2年生側で先に手を打って光嶺の風紀(掟)を維持するため、悪目立ちしている生徒や危険人物の粛正に当たる、もしくは派閥の傘下である1年生に命令して扇動する。
不良生徒や暴力事件などを除けば普通の高校であり、教師も存在しており、定期テストも普通に行われている点では学校法人としては維持できているともいえよう。
過去の抗争により、皆統高校を傘下(影響下)に置いており、LSDにもパイプを持っている。
『週刊少年マガジン』に掲載されていた『ちょっと盛りました。』によると「A-BOUT!の舞台が上野であることは事実です」とマサ先生が言及していることから上野(東京都台東区)に存在していると思われる。なお、イメージとしては川崎などのいろいろな街を織り交ぜているとも語っている。