11人の男達
じゅういちにんのおとこたち
概要
ジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリから“聖人の遺体”を奪うために大統領が送り込んだ刺客。11人一組のチームで行動する。
スティール・ボール・ラン第6レースで登場し、11の馬の足音が1つに聞こえるほどに統率がとれており、ジャイロをもって「軍隊以上」と評されている。リーダーがいるのだろうが、それが誰なのかは彼等しか知らない。なお、彼らの本名については明かされていない。
全員が同じ服装をしており、外見も非常によく似ている。また、全員の髪に英文が書かれている（彼等の登場直前に登場した女性の服にも、それが見受けられる）。
後述のスタンドと、11人という大人数を活かした集団攻撃を得意とし、ジョニィやジャイロ達を一歩手前まで追い詰めた。この際、ジョジョでも珍しい見開きを使った演出がとられた。
活動歴
シュガー・マウンテンの泉で得た富を何としてでもその日の日没までに使い切ろうとカジノにやって来たジャイロとジョニィがその日の日没までに、シュガー・マウンテンの泉で手にした高価な品物を使い切らなくてはならない状況だったことも手伝って(意図的ではなかったが)挟み撃ちという形で襲撃。
その圧倒的な人数差で2人を追い詰めるが、ジャイロの機転で今まで得た品物全てを対価としてカジノの客たちを雇い、更にその客たちもプロの殺し屋だったことも手伝い敗北を喫するが、先の戦いで辛うじて生き残っていた1人が、ジョニィが泉で手に入れた“遺体”の2つの部位(“両耳”と“右腕”)を所持していたワインボルトと交換。任務達成を告げた為、2人の前から立ち去っていた…。
スタンド TATOO YOU!(タトゥーユー!)
11人で1つのスタンドという今までにない新しいタイプのスタンド。
全員の背中に描かれている、お互いの絵の中を自由に空間移動出来る。また、それが描かれた人物が既に死亡していても移動可能。むしろ、死んでいた方が都合が良く、爪などで撃たれそうになっても、絵に入ることでそれを回避出来る。弾丸は死体に当たるので、犠牲はない。
絵を撃っても弾丸が入ることは出来ないので、絵に入っている間は無敵。故に、1人1人、順番に順番に倒すしかない。
なお、背中に飛び移れる人数には制限はないようで、1人の背中から複数人一度に出現することも可能。また、11人で1人という能力の為なのか、例え1人死んでも、スタンド能力は持続したままとなっている為、死んだ仲間の背中から出現して攻撃する事も可能。
このようにスタンド自体に攻撃能力はないものの、本体の11人の男たちが皆例外なく拳銃技術に卓越した一流の殺し屋である事や、移動する際に所持品も持ち込むことが可能である為に、飛び移った直後に拳銃で攻撃してくる為、使いようによっては非常に厄介な能力ともいえる。