四権
しけん
四権とは、三権分立体制(立法・行政・司法)に“報道”を足した用語。
概要
国民の権利と自由の確保するための権力を『立法』『行政』『司法』に区別・分離し、それぞれの抑制・均衡を図る三権分立制度に、情報を取り扱うマスコミ・メディアといった報道機関を、上述した三権に次ぐ第四の権力(立法・行政・司法・報道)とする用語。
新聞やテレビニュースを取り扱っているマスコミ・メディアは、世論に大きく影響しており、政治家をはじめ多くの著名人には、マスコミ・メディアによるバッシングやネガティブ・キャンペーンなどにより行き場を失ってしまった者も多くいる。
それがまだ本人の自業自得によるものならば納得できなくもないが、時に明らかに過剰なものであったり、捏造や隠蔽を行った報道や、それらを行って自分たちに都合の良い側に偏った報道(偏向報道)をしているため、それらを管理し、権力を抑制するための制度や罰則を設ける必要があるとする声も多い。
例えば日本維新の会の足立康史議員の主張する電波オークション制度(電波の通り道である『周波数帯域』の利用免許を、競争入札方式で最も高い価格を提示した電気通信事業者に一定期間与える制度)の導入や、自民党の高市早苗議員が提示した放送法に違反する放送局に罰則として電波停止の処置を行うといった提案がある。