邪神ニズゼルファ
じゃしんにずぜるふぁ
この記事には、ドラゴンクエストXIのストーリーにかかわる重大なネタバレが含まれています。
概要
命の大樹を狙う「大いなる暗黒の力」としてロトゼタシアで語られている存在。
かつて勇者ローシュの一行と戦った際、ウラノスを闇に落とし暗黒魔道士ウルノーガへと変えた。その後、勇者の星に体を封印された。
現世では精神体の黒いヨッチ族の姿になり、命の大樹の破壊という彼の目的はウルノーガによって果たされたが、のちにニズゼルファの存在を疎んだウルノーガの手によって勇者の星ごと肉体を破壊されてしまい、この時代では完全復活できなくなったため、精神体が主人公の影に潜んで過去へ転移。そして新たな時間軸ではウルノーガが倒されたことで、勇者の星と融合し体を取り戻した。
本体は宇宙服を着た巨人のような見た目であり、両腕に異なる装備をしている。闇をまとっているため紫色に見えるが本来の体色は緑色。また顔はマスクを着けており、その下に本当の顔がある。
体を覆っている闇はダメージを軽減するバリア「闇の衣」であり、これは主人公が持つ勇者の剣の光で払うことができる。
戦闘では複数の状態異常を付与する穢れた霧や怪しい瞳などの状態異常系の行動を多用するほか、体力が減ってマスクが壊れると邪神の子を召喚して回復させたり、腕を使って強力な攻撃をしてくる。
魔族や魔王ではなく、正真正銘の神。
3DS版でのみ、時の守り神から「自身と同じ神に属する者」と発言されている。強さも時の守り神とほぼ同等とされており、時の守り神を倒した主人公たちなら邪神ニズゼルファにも勝てるとの事。
また、ドラクエⅢのラスボスである大魔王ゾーマと深く関連しており、闇の衣をまとう、口調や衣をはがされた際の台詞が同じ、戦闘曲まで同じである。
後に、ドラクエ11の主人公は聖竜から最初にロトの名を与えられた存在であり、ドラクエ1～3につながる物語である事が判明する。
ニズゼルファはいわば大魔王ゾーマの前身と言える存在であった。