概要
アストルティアに存在する竜族の神にして、7種族神の長兄たる存在。
母である女神ルティアナに最初に創られ、本来なら他の種族神と同様に大いなる闇の根源と戦う存在となる筈だったが、彼が生まれた時他の兄弟神は生まれておらず一人ルティアナに溺愛されたばかりに自分こそが正統なる神だと思い上がり、ルティアナ消滅後に「竜族は他の弱い他種族を支配すべき」と他の神々と対立。
竜族を率いて戦ったが劣勢に立たされ、敵であるはずの闇の根源に魂を売ったことで体を分けられて封印された。
現在のナドラガンドでは竜族の神としてナドラガを信奉する教団があり、竜族を救うためとしてナドラガを復活させようとしている。
しかし、教団以外の者が他ならぬナドラガが邪神となったことを知らなかったが故、アストルティアを巻き込む波乱へとつながることになった。
ナドラガの復活には、5つの領界をつなげ、さらに神の器と創生の霊核が必要。アンテロが神の器をさらったのも、主人公を唆して5領界が繋がったのも教団の仕業である。
そしてナドラガの一部である教祖オルストフがナドラガの神の器たるエステラを生贄にしたことで遂に復活。アストルティアへと進軍しようとするが、そこへアストルティアからブオーンが現れ、さらに神獣たちもブオーンに加勢し、進軍を妨げられたところを主人公らは体内に入ることとなる。
他の6種族を露骨に見下し、自らの野望を邪魔するのであれば庇護対象の竜族でも容赦しない一方で、「わざわざ暗躍せず力で無理矢理支配すれば良かったのにそうしなかったのは竜族を愛していたからでしょう!?」とエステラに問われた際は一切逡巡せず、「愛しているに決まっている」と断じて後光まで差す程であり、それ故にエステラと竜族はナドラガと道を違える事を決意する事になる。
やり方さえ間違っていなければ誰からも尊敬される偉大な神でいられたであろうことを考えると惜しい限りである。
『ドラゴンクエストⅩ』のストーリー第3部ナドラガンド編のラストボスで大魔王ポジションだが、位置付けとしては邪神である。なお系統はドラゴン系。
次回作『ドラゴンクエストⅪ』のラスボスと裏ボスに先に再登場され(Ver.4のラスボスもだが)、『戦え!ドラゴンクエスト スキャンバトラーズ』では新5弾でドラゴンの魂キャンペーンが開催し『ドラゴンクエストⅩ』の主人公とエステラのSPチケットが実装されたものの、ナドラガは未登場だった。
だが、2020年8月に配信された『ドラゴンクエストモンスターズ2 イルとルカの不思議な鍵SP』でようやくアンテロと共に再登場できた。
戦闘
第1形態 虚空の神ナドラガ
ナドラガの体内にて魂が具体化。どこかラプソーンに似た魔導士の姿で登場する。
手にしている杖は「神器ボイダル」と呼ばれている。(『アストルティア秘聞録』より)
第2形態 邪竜神ナドラガ
本来の巨大で肥満体な竜の姿になる。5つの領界を召喚する力を持ち、残り体力に応じて行動を変える。また、体力が減ると尻尾が独立して行動するようになる。
魔瘴魂ナドラグル
キャラスターズファイル「吼えろ トビアス」のラスボスで、ナドラガが倒された際、彼の魔瘴に大いなる闇の根源の意志が宿ったもの。
ナドラガンドを魔瘴で滅ぼそうと活動しているようだが…。
ネタバレ
CV:宮下栄治
Ver.6.4では神話の時代にて、少年時代のナドラガ神が登場。
魔瘴を取り込んでいないためかスリムな長身で、当然闇堕ち前。
傲岸不遜な性格は相変わらずだが、責任感が強く生真面目な面が強調されており、当時唯一の妹であったエルドナ神に手を焼いている様子がみられる。
神剣レクタリスとアストルティアの楯を直す術を得るべく、神話時代まで遡ってきた主人公と出会うも母ルティアナに気にかけられている主人公を見て面白くない様子。
しかし主人公と関わることで笑顔を見せるようになったレクタリスを見て評価を改めることとなる。
二人が危機に晒された際には素直になれない態度を見せつつ助けるなど、邪神となった現代からは想像もつかないような一面もみせる。
主人公が未来から時渡りしてきたことを知ると、自分の将来は威厳ある神として世界を守護しているものだと言い切っており、時の流れの残酷さを感じさせる。
第11回アストルティア・ナイト総選挙!では運営推薦枠として参戦。「愛されるに、決まっている」という迷言を残すも結果はやはり最下位。ナラジアの如く…
関連タグ
冥王ネルゲル/大魔王マデサゴーラ/キュロノス/異界滅神ジャゴヌバ/ジア・レド・ゲノス→歴代Ver.のラスボス。キュロノスはナドラガの心臓を取り入れた。
ラプソーン→第一形態が杖を持った小柄、第二形態が肥満体である事が共通。
闇竜シャムダ→同ポジション