LRVとは、Light Rail Vehicleの略。
LRTで運用される車両のことで、電車が殆どだが、気動車形式のものもまれに存在する。
また、LRTの性格上路面電車タイプのものが多い。とくに超低床構造の車両が多いため、超低床車両=LRVという誤解が生じているが、必ずしも超低床車両である必要はない。現にロサンゼルスメトロや東急世田谷線の車両は高床式であるし(ホーム側を高くして段差をなくしている)、そもそもLRVという言葉自体が超低床車両が出るよりも前にできた言葉だからである。
ただし、LRTの持つ性格上、今後のバリアフリー化は必須課題であり、既存の停留場すべてのホームを嵩上げしていたのでは都市計画上いろいろ面倒なことになる可能性もあり、むしろ車両のほうを周りに合わせることでバリアフリー化を図るべく、超低床タイプのLRVが多数導入されているのも事実である。
なお、日本においてはこの言葉はあまり馴染みがなかったためか、当初は「軽快電車」という表現を用いていた。