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概要
漫画『鬼灯の冷徹』の主人公である鬼神・鬼灯の他ならぬ幼少期の名前。
初登場は第37話(単行本五巻)。
読み方は「てい」ではなく「ちょう」。また「丁」は「召使い」の意である。
今や閻魔大王の優秀な第一補佐官として数千年、鬼神のTOPとして名実共に皆から畏れられる彼であるが、その出自はなんと「人の子」。
つまり幼少期は人間だった。
それはまだ黄泉に地獄という区分けが無く、八岐大蛇が現世に居たくらい昔のこと。
とある山奥の村で雨乞いの生け贄として捧げるのに、孤児であり元々その村の者でないからと選ばれたのが丁。
そして贄となった彼の身体に鬼火が入り込む事で、人と鬼火のMIXながら「鬼の子」となり、一本角と牙が生えて耳も尖った。
はっきりとはしていないが、享年5~7歳くらいらしい。
その後木霊に導かれて黄泉へとやってきた丁は、他の鬼の子らと混じって遊んだり学んだりして過ごしていた。
この頃にある人物と出会い、その人物からの言葉を切っ掛けに「丁」と「鬼火」を合わせて「鬼灯」と名乗るようになる。
明確にいつ頃から改名したのかは不明だが、少なくとも黒い服に勾玉の首飾りを付けて過ごした四頭身ほどの幼少期の途中からと思われる。
その後はあちこちで様々な習得を積み重ね、元からの頭脳の良さ諸々を閻魔大王に認められ、補佐官として就任することになる。ちなみに初仕事は先代補佐官の解任。
昔は髪を後頭部でまとめていたが、補佐官に就いてからは現世の明治維新&文明開化に合わせて切った。
幼少期に付けていた勾玉の飾りは、周囲での流行が廃れた青年期の頃に外したらしい。
幼い頃から「黒歴史」の意味をよくよく理解して容易く人の誘いに乗ったりはしないなど、性格は今とほとんど変わらないシビアなもの。
その一方で若者らしく色々躊躇いの無いやんちゃをしていたようで、既にドSの片鱗が伺えていた。
「孤児」という立場を他の鬼から気遣われることも無きにしもあらずだが、当の本人は「(親は)元から居ないものと思っている」など非常にサバサバとしている。
しかし「孤児」という点をネタに侮辱を受けることは恐ろしく嫌うし、ブチ切れる。
「生け贄にされた」という点も、時代が時代だから仕方ないと割り切っているようだが、その選考理由が「孤児でちょうど良かったから」だった件の村人に対しては……。
やや目付きが悪くてチャラい二本角が烏頭。黒髪天パで大人しい三本角が蓬。
ちなみにお香とも、この頃から教え処で一緒に勉強をした仲である。
注意
本作品はコメディ漫画であるため、読者が考えるようなシリアス展開は話中に一切描かれていない。
二次創作では好きに考えてもいいと思うけどね!
名前と時期
- 鬼火が入る前の鬼化していない「人間の時期」のみが「丁」という名前であり、子鬼となってからの「幼少期鬼灯」とは別ではないか?という意見もあるが、原作では既に鬼化して黄泉にいる改名前の時に彼自身が「丁です」と名乗る場面があるため、これは誤りと言える。
- 青年期の頃を「丁」と呼んでしまうファンもいるが、これも烏頭や蓬から「鬼灯」と呼ばれている場面があるため、これも誤りと言える。