概要
白塗りの顔に、公家のような容姿を持ち、一人称に「マロ」 語尾には「おじゃる」で喋る男性。
ウコンの従者で、助学士に合格した呪法使い。
貴族の出身であるが、それを鼻にかけることなく親しく接する心を持っている。
ギギリ退治でハクに命を救われたことで 彼を【心の友】と呼び、以来慕っている。
彼の実家は既に没落しており、彼が一家の収入を支える身となっている。しかし、彼の家族はかつての栄華を忘れられずにマロロがせっかく稼いだ収入を高価な文物に浪費してしまうので、一向に家計が楽にならないことに頭を痛めている。
彼自身もなまじ物を見る目があるだけに、家族に対して強く出られないのがさらなる悩みの一つ。(家族が買ったものは値段相応に確かな価値を持つものばかりで、ガラクタの類を掴まされるケースがほとんどない)
一度、ハクの仲間に入れて欲しいと頼み込むのだがクオンから『資金を支払えるほど余裕がないので、雇えない』と言われてしまい(彼の出自や学歴が高い分、相応に高い給金を保障する必要があるため)、大いに落胆する。
その後は八柱将デコポンポの采配士(軍師)として雇われるのだが、マロロの真っ当な献策に耳を貸さず文句ばかりつけられるという、苦難が絶えない日々が続いしまう。
二人の白皇では
エンナカムイ攻略戦にて、デコポンポの采配士として活躍するもデコポンポが敗北。
オシュトルから『某と共に来い!』と言われるがオシュトルらしからぬ采配を目の当たりにしてしまったこととある男の戦死の知らせを聞くとショックを受け、一人帝都へと戻っていった……。
※これより先、その後の彼の末路に触れる内容のため注意されたし
ウォシスらの手によって、洗脳され今までの穏やかな形相が変貌【友を殺したオシュトルに復讐を誓う鬼】となり、自身の家を燃やし家族を殺めてしまう。
幾度もオシュトル達と戦闘を繰り広げるのだが、途中で自分の本来の記憶と植え付けられた記憶が齟齬が取れなくなり元に戻った。
が、オシュトルを殺すために現れた刺客の攻撃を庇い『自身のやったことは決して許されないが……あいつのやったことは許してやって欲しい』(要約)と告げて戦死してしまった。