巌徒海慈
がんとかいじ
「巌徒海慈」とは、ゲーム『逆転裁判 蘇る逆転』に登場するキャラクターである。
CV:不明
概要
第5話「蘇る逆転」に登場。65歳。
モチーフはゼウス。
地方警察局の局長を勤める初老の男性。元は腕利きの捜査官だった。
局長という立場の割には、気さくで親しみやすい性格をしているが、非常に暑苦しい見た目や大きな体格の他、彼が度々作り出す独特の間や、不敵な笑みを浮かべた言動は、プレイヤー自身にも圧倒的な威圧感と存在感を植え付けている。
裁判長とは古い付き合いがあるからなのか彼のことを「チョーさん」と呼んでいる。
ここからネタバレ
「蘇る逆転」において多田敷道夫を殺害した真犯人、及び、2年前に6人の被害者を出した『SL-9号事件』で罪門直斗を殺害した犯人である。
多田敷道夫を殺害したのは、彼がSL-9号事件の再捜査を申し出たことで、自身の犯行を暴かれるのを恐れたからである。
また、SL-9号事件では宝月茜に罪を着せる工作を行い、それに対して、彼女の姉の宝月巴が彼女に疑いを向けないためにさらに工作を行ったことをネタにして、巴を脅迫していた。
その後、巴が首席検事になることで、警察局と検事局を支配することを企んでいた。
巴が犯人と名乗り出たのも、巌徒に脅迫されたからである。
ちなみに、罪門直斗を殺した直接的な動機については、作中では明言されていない。
証言台に立っても、局長の立場と法律の知識の強さを武器に最後まで抵抗した。
しかし、最終的には罪を認め、自身のやったことに反省と後悔をし、巨悪にも怯まず立ち向かう優秀な若者(成歩堂龍一と御剣怜侍)がいることを喜んだ。
余談だが、先述のモチーフからなのか、彼のダメージモーションはまるで彼自身に雷が落ちたかのようなものになっている。