概要
正式名称は「量産型自爆ボート」。ほとんどの海域に登場する量産型艦艇の一種である。通常海域、ボス海域など様々な海域に登場し、デイリー出撃ではこのボートをひたすら迎撃する「海域掃討」というミッションがある。
申し訳程度の対空機銃に、巨大な弾頭を2つ乗せて突っ込んでくるボート。ボート上には制作企業の一つ「マンジュウ」のロゴになっているヒヨコが乗っており、全体的にデフォルメされたデザインはけっこうカワイイ。だが…
カワイイ見た目に騙されてはいけない
名前を見れば分るようにこいつはいわば「特攻兵器」である。突然画面外で湧いたと思えば高速で一直線で突っ込んでいき、主力艦隊にダメージを与えるという厄介きわまりない存在である。中型艦隊~空母機動部隊との戦闘の場合はほぼ必ずと言っていいほど発生し、特にイベント海域後半やハードの海域では次から次へと出てくるため片付けている暇が無い。
対処方法は3つ。「砲撃・魚雷・航空による破壊」か「前衛艦隊による肉盾」か「(主力の)ライフで受ける」か。
一つ目はとても難しい。自爆ボートはトップクラスに低耐久であるとはいえ、駆逐艦の砲撃は耐えきれるだけの耐久を持っている。そのため、重巡の主砲の一撃には流石に一撃で倒されても、副砲や駆逐の砲撃では削りきれず、そのまま通してしまう事が多い。魚雷は同時出現してきた自爆ボートの撃破として安心して使用できるが、ボス戦前などの温存しておきたい機会に来られたときに使うかどうかで悩まされる。航空攻撃はほとんどアテにならない。海域掃討のような大量出現するステージであれば少しは役に立つが、基本的に航空機が飛んで攻撃をするまでに大体のボートは通り過ぎる。弾薬では無く艦艇扱いなので航空による弾消しは通用しない。
そこで取られる方法が二つ目となる。機動力の高い駆逐艦隊で挑めば、列をそろえて突っ込んでくるボートを全部狩ることも出来る。しかし、駆逐は耐久に難があるため、自爆ボートによる肉盾をやりすぎると沈んでしまい、本末転倒な結果を引き起こしかねない。そこで装甲が堅牢な巡洋艦となるが、巡洋艦の速度ではどうしても一隻は見逃す事になる。そのため、全てを受けるには向かない。
結果、三つ目に至るが、基本的に主力艦隊は高耐久かつ重装甲であるため、一隻や二隻の自爆攻撃で沈むことは掃討高難易度の海域にレベル1を引き連れるようなマネをしない限りはあり得ない。だが、ボス戦での大量投入やデイリーの海域掃討となると話は別。物量で攻められてしまえば例え戦艦でもたまったモノではない。
そのため、ただの量産型の雑魚艦でありながら、場合場合で三つの対策を講じてうまく凌ぐしかない難敵になる事もある存在である。
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グローウォーム(アズールレーン) 「衝突ダメージ低減」という対自爆ボートのための様なスキルを持つ希有な存在