「お前…胸張って生きろよ」
概要
身長 | 172cm |
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体重 | 63kg |
年齢 | 17歳(14歳で第104期訓練兵団へ入団) |
出身 | 不明 |
誕生日 | 2月17日 |
CV | 藤田咲 |
公式人気投票 | 第1回:11位・第2回:14位 |
黒髪で長身の少女で、そばかすと特徴的な鋭い目つきをしている。
原作では男性的な外見だが、アニメでは女性らしい見た目になっている。
「トロスト区奪還戦」ではクリスタ・レンズと同班であった。打算的で世間ずれしたきつい言動が多い。
個人としての戦闘技術はかなり高く、本来なら104期上位十名入りは確実と目されるほど(10位以内に入らなかったのは、クリスタを憲兵団に入ることのできる10位以内に入れるために、周囲を蹴落としながら調整していた為)。また洞察力が異様に鋭く、他者が普段隠している心理の裏側やその背景を的確に嗅ぎ当てる嗅覚を持つ。
しかし同時に性格は狡猾で、「自分以外の主に従うことが考えにくい」、「兵士に最も必要な部分を欠いている」とも評される。
戦闘能力に劣るアルミン・アルレルトを見下す一方で、サシャ・ブラウスに恩を売って使い走りにしたり、クリスタ・レンズの献身的な言動に偽善と欺瞞を指摘して付け入るなど自分にとっての利用価値のみを基準に他者を判別する姿が見られる。
しかし初任務で5割が戦死するとされる調査兵団への入団を逡巡を見せず決意するなど、単に保身と利己心のみが行動原理でもないことも窺える。また他者へのキツイ言動も、彼女なりに遠回しに相手を気遣っているものが多い。
物語が進むにつれ、クリスタに対しての思いと、彼女自身の秘密が明かされ、単行本22巻で出生の秘密と意外な過去が明らかになる。
正体
その正体は、エレンと同じく巨人化能力を持つ人間。
エレンと違い巨人化能力を制御しており、巨人化している状態で片言ながら会話することができる。巨人の姿はユミルの面影が全くなく(コニー曰くブス)、体格は5m級と他の巨人化能力者の巨人に比べてかなり小柄で、多数の巨人を相手するのは苦手。その実力は森林などの高低差のある地形で真価を発揮し、超大型巨人や鎧の巨人も地形によっては負けてしまうだろうと語っている。
壁内に存在しない海の魚である鰊を食べたことがある発言から、壁外出身であることが示唆されていた。
元は壁の外にあるマーレ国の道端にいた名前のない孤児であり、始祖ユミルを崇拝するエルディア人に拾われて、信仰対象である「ユミル」を演じてきた。後にマーレ政府に見つかりパラディ島に送られて無知性巨人の注射を打たれた時も、彼女は最後まで「ユミル」を演じていた。
60年間無知性巨人として壁外を彷徨っていた(設定上は17歳とされているが間違いなく肉体年齢だけの話であり、実年齢は80歳近いと思われる)が、5年前に巨人化能力者であったライナーとベルトルトの友人マルセル・ガリアードを食ったことで、巨人の力を制御でき人間に戻ることができるようになった。
その後は超大型巨人(ベルトルト)がシガンシナ区の壁を破壊したことで壁内に入ることができ、人間としての第二の人生を手に入れる。自分の運命に復讐するという意味を込めて、壁内でも本名の「ユミル」のままで生きていくと決意しており、孤児として教会の世話になる形で生活していた。
クリスタのことは、彼女が壁の秘密を知る一族の重要人物であることと、自分に似た境遇から興味を抱き訓練兵団に入団し彼女に近付いたのだが、いつしか自分の命よりも大切な存在となった。
ユミルは壁外出身でありながら「戦士」に属さない巨人化能力者であり、ライナーたちから見ればマーレ国が所持していた巨人の力を奪った存在であるため、立場上は決して相容れない関係だと語っている。また「戦士」としての訓練を受けていないため、巨人化能力についてはライナーたちほど詳しくはない様子。しかしユミル自身は壁内人類の味方でもなく、クリスタを守ることを何よりも重要視する立場を貫いていた。
最後はライナー達に同行し、居合わせていたマルセルの弟ポルコ・ガリアードに喰われ、死亡した。
顎の巨人の能力はそのまま継承される。
余談
本編で早くから登場するも長く名前が明かされず、単行本9巻収録の37話で初めて明かされた(9巻の登場人物紹介ページでは「名前不詳」)。
そのためPixivでは、彼女のイラスト・小説のタグに「そばかす」と付けられているものがある。
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関連キャラクター
ライナー・ブラウン ベルトルト・フーバー マルセル・ガリアード