「蒸した芋です!!」
プロフィール
身長 | 168cm→173cm(マーレ編) |
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体重 | 55kg→61kg(マーレ編) |
年齢 | 13歳(第104期訓練兵団へ入団時)→15歳(850年)→20歳(マーレ編) |
出身地 | ウォール・ローゼ南区ダウパー村 |
所属 | 訓練兵団→調査兵団 |
誕生日 | 7月26日 |
CV | 小林ゆう |
実写版キャスト | 桜庭ななみ |
2017年版舞台 | 今田美桜 |
2023年版舞台 | 星波 |
公式人気投票 | 第1回:4位・第2回:21位 |
概要
黒髪(焦げ茶)を束ね、後れ毛をばらつかせたポニーテールにしている少女。
他人には敬語で話し、仲間内での諍いは避けるなど一見如才無いようだが、その性格は天衣無縫で自由奔放。第104期訓練兵団を9番で卒業した実力に併せ、出身一族が狩猟を伝統としていたこともあり、非常に野生的である。
入団時には、キース教官の厳しい扱きに新人一同が震えあがる中、ただ一人、直立不動の敬礼に近い姿で居つつ、調理場から盗んだ蒸かし芋をモグムシャと食べ続け、教官に咎められても話題をすり替えて開き直っていた。それ故、あだ名は「芋女」。
また、疲労困憊で倒れた時には、傍にある食物の存在に嗅覚で気付き、迷わず食べ物のみに齧り付いて奪い去るという獣っぷりを見せた(その後、サシャのために食べ物を持ってきたのだというクリスタを「神」と讃えていた)。
このように並外れて食い意地が張っており、狩猟生活の副産物なのか「食える時に食っておけ」というような信念を異常なまでに貫いている。兵団の厨房や倉庫から食糧を盗み出してつまみ食いすることもしばしばで、厳しい懲罰を加えられても改める気すら無いほどの食欲の権化。なお、どんなに厳しい懲罰よりも彼女にとって堪えるものは「飯抜き」の刑。
またその様な食に対する強い執着も、過酷な環境でも生き抜く強い生命力を持っているからである。
お陰で仲間からの評価は衆目の一致で「バカ」。
エレンとジャンが喧嘩をした際の騒音をキースから咎められた際も、ミカサが咄嗟に「サシャが放屁した音です」と誤魔化して、それが通じてしまうレベルに皆から弄られキャラとして認識されている(キースは鼻をつまみながら「少しは慎みを覚えろ…」と呆れ果てていた)。
同じくやや頭の鈍いコニーとはウマが合う模様。
兵団に入ったのも「美味しい物が食べられる」との理由からで、将来の領土回復で食糧供給が増えることを誰よりも期待している。
性格的に勇猛さは不足しているが、天性の勘の良さと、狩猟生活で得た執念と知識を持っており、身のこなしの良さも相まって、上位10名の中でも戦闘能力は劣ってはいない。弓矢の扱いに長けており、9巻では弓一本で巨人相手に勇敢に立ち回り、見事巨人を撃退して見せた。その後は弓矢を装備するようになり、遠くから拳銃を射抜くほどの正確無比の腕前を見せている。
聴力が鋭く、ミケ・ザカリアスの嗅覚よりも早く巨人の存在を察し、巨人探知に役立っている。
なお、誰に対しても敬語なのは、自身の生まれ故郷の言葉を恥ずかしがっているからであり、礼儀正しいとか繊細で丁寧な性格だからだとか、そんなことはない。
というか、恥じらいあったのか……。
マーレ編(854年)
単独行動を取ったエレンとジーク奪取のために調査兵団がマーレのレベリオ区を襲撃。この時サシャは弓矢ではなくライフル銃を使い、狙撃手として活躍を見せた。
しかし、敵地から撤退しようとする調査兵団の飛行船に、調査兵から奪い取った対人立体機動装置を装着し乗り込んできたガビ・ブラウンからの発砲を受けて死亡。享年20歳。
奇しくもこの直前、ガビの身を気遣う彼女の知人(門兵のおじさん)を射殺しており、仇を討たれた形となった。
あまりの衝撃にミカサとアルミンは人目をはばからず号泣。コニーは号泣こそしていなかったが、その後の彼を見るに喪失感が大きすぎて泣くことさえまともにできなかったようである。
エレンは「サシャは…最後…何か言ったか?」とコニーに問い、「…肉…って言ってた」と聞かされると、狂ったように笑い始めた。その言動に憎悪を覚えたのか、ジャンに「お前が調査兵団を巻き込んだからサシャは死んだんだぞ?」と責められると、エレンは850年のトロスト区攻防戦が起きた日の「土地を奪還すればまた、牛も羊も増えますから」と言った彼女を回想させ、只々、無念さをにじませていた(エレンはハンネスが目の前でダイナ巨人体に食われた際も己の不甲斐なさを呪って泣き笑ったので、今回も同じ感情だと思われるが真相は不明である。だが、彼女の死を何とも思っていないわけではなさそうである)。
サシャの死は飛行船帰還後にエルディア内にも周知されたが、マーレ人の捕虜であるニコロは心底美味しそうに料理を食べる彼女に料理人としての矜持を取り戻した経緯があり、激しく動揺して「本当に死んだのか」「なぜ」と調査兵団一行を問いただした。
また、ガビとファルコが逃げこんだ牧場の少女・カヤはサシャに命を救われた経験(単行本9巻のあの出来事)から彼女に憧れており「お姉ちゃんみたいになりたい」とその姿を深く心に刻んでいる。
皮肉なことだが、サシャの死によって初めて彼女の存在の大きさや彼女がいなくなったことの重大さが痛感される事態になっていると言える。
天と地の戦い決着直後、ジャンとコニーの前に幻影として現れ、満足げな笑顔で敬礼していた。
余談
人気キャラクターであるが、当初の構想では9巻(アニメでは2期2話)で死ぬ予定だったらしい。つまり上記の弓一本で巨人相手と対峙した際に敗れて戦死するはずだったことになる。
作者によると「一見カッコイイけれど、死ぬのはここじゃない。もっとふさわしい場所があるんじゃないか」ということで生存したという。
カプコンのゲーム「モンスターハンター3G」での、「進撃の巨人」とのコラボクエストの依頼人としてサシャと思しき人物が登場してくる。
この人とは違い、名前そのものは伏せられているが、敬語を使う特徴的な話し方や、「むふふ」という笑い方、何よりも依頼主の欄に『食い意地のはった少女』と書かれていることから、十中八九彼女だと思われる。
ちなみにこのコラボクエストは二つあるのだが、第一弾の方の討伐対象であるジエン・モーラン亜種のクエストでは、毎度プレイヤーを邪魔してくるモンスターであるデルクスが一切出てこない。
そして、第二弾のドボルベルクのクエストの方では、その依頼人である彼女が「あの砂を泳ぐ魚のキモは、すごく美味でした」と述べている。
まさかとは思うが、デルクスが出てこなかった理由って……。
関連イラスト
マーレ編
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個別関連タグ
進撃の巨人 サシャ 芋女 おもしれー女 安定のサシャ サシャ生誕祭
関連キャラクター
コニー・スプリンガー ミカサ・アッカーマン ガビ・ブラウン カヤ ニコロ
グループタグ
104期生 おバカ組 クリスタ親衛隊 生き残れ組 癒しカルテット 進撃女子