概要
この記事は『進撃の巨人』の最終話までのネタバレを含みます
この戦いは、地鳴らしを発動したエレン・イェーガーvs地鳴らしを止め、世界を救うべく奮闘する調査兵団&マーレの戦士(以下、パラディ島勢力)の戦いである。
エレンは、自らを「終尾の巨人」へと変化させ、パラディ島の壁の中に眠っていた全ての大型巨人を目覚めさせ、それらを引き連れて地ならしを起こした。
カリファ軍港を破壊した後にスラトア要塞へと向かうが、そこでマーレ軍の飛行船により爆撃を受ける。
それに対抗すべく始祖の巨人の能力(推測)でジーク・イェーガーの獣の巨人を生成し、飛行船を撃ち落とした。
その後、飛行挺でエレンの元に来たパラディ島勢力と戦闘になる。
エレン側にいる始祖ユミルはオカピを模した巨人を使いアルミンを誘拐する。
更に、飛行船を撃ち落としたときと同様に始祖の巨人の能力(推定)で、歴代の九つの巨人を生成しパラディ島勢力を圧倒する。
パラディ島勢力が苦戦する中、ユミルに食われ「死さえ存在しない世界」にいたジークと、同じくユミルに食われたアルミンが
「トム・クサヴァー」、「グリシャ・イェーガー」、「エレン・クルーガー」、「ユミル(104期)」、「マルセル・ガリアード」、「ポルコ・ガリアード」、「ベルトルト・フーバー」の7人の九つの巨人を目覚めさせる。
その7人の協力により歴代の九つの巨人が次々と倒されていく。
ジークとアルミンも「死さえ存在しない世界」から脱出し、アルミンは戦闘に復帰。ジークはリヴァイに自らを殺してもらい、地鳴らしを停止させた。
その後、ジャンが飛行挺に巻かれていた爆薬をエレンの首に巻き爆破する。すると、エレンの首が付いていたところから「光るムカデ」が出現する。「光るムカデ」はエレンの切り離された首へと向かうが、ライナーが体を張って阻止し、その間にアルミンが超大型巨人になりエレンを吹き飛ばした。
だが、エレンも「光るムカデ」もまだ生きていた。
エレンは超大型巨人となりアルミンと戦闘を開始。
「光るムカデ」は体からガスを出し、ラガコ村と同じようにスラトア要塞にいた避難民やジャンやコニー、ガビ、ライナーの母であるカリナを無垢の巨人にし、それらを引き連れてエレンへと向かった。
ライナーはピーク、アニと協力して再び「光るムカデ」がエレンに向かうのを阻止する。
エレンとアルミンの戦闘の末、リヴァイがエレンの前歯を雷槍で破壊し、ミカサが口の中へ侵入。口の中にいたエレン(本体)の首を切断し、エレンは死亡した。
それと同時に「光るムカデ」、九つの巨人の力とユミルの呪い、始祖ユミル自身も消失した。
無垢の巨人になってしまった人々も元の姿に戻った。
この戦いは以後、「天と地の戦い」と呼ばれるようになる。
エレンの人生は「エレン・イェーガー」を参照。
余談
- この戦いの舞台となったスラトア要塞は、位置的に北アフリカに実在するアトラス山脈がモデルとなっており、要塞名はその逆読みである。
- なお、アトラスとはギリシャ神話において、一人で天空を背負うという重苦を伴う役目を負う巨人のことである。