概要
この記事は『進撃の巨人』の最終話までのネタバレを含みます
エレンは飛行船を撃ち落としたときと同様に、歴代の九つの巨人を生成しアルミン達を圧倒する。
エレン側にいる始祖ユミルはオカピを模した巨人を使いアルミンを誘拐する。
しかし、始祖ユミルに食われ「死さえ存在しない世界」にいたジークと、同じく始祖ユミルに食われたアルミンが協力し「トム・クサヴァー」「グリシャ・イェーガー」「エレン・クルーガー」「ユミル(104期)」「マルセル・ガリアード」「ポルコ・ガリアード」「ベルトルト・フーバー」を目覚めさせ、その6人により歴代の九つの巨人が次々と倒されてしまう。
ジークとアルミンも「死さえ存在しない世界」から脱出し、アルミンは戦闘に復帰、ジークはリヴァイに自らを殺害させ、王家の血との接続が失われたことで地鳴らしは停止する。
その後、ジャンが飛行挺に巻かれていた爆薬を終尾の巨人の首に巻き爆破。するとエレンの首が付いていたところから、巨人化能力の元凶たる「光るムカデ」が出現する。光るムカデはエレンの切り離された首へと向かうが、それをライナーが体を張って阻止し、その間にアルミンが超大型巨人になり終尾の巨人を吹き飛ばした。
だが、エレンも「光るムカデ」もまだ生きていた。
エレンは超大型巨人となりアルミンと戦闘を開始。
「光るムカデ」は体からガスを出し、ラガコ村と同じようにスラトア要塞にいた避難民やジャンやコニー、ガビ、ライナーの母であるカリナを無垢の巨人にし、それらを引き連れてエレンへと向かった。
ライナーはピーク、アニと協力して再び「光るムカデ」がエレンに向かうのを阻止する。
エレンとアルミンの戦闘の末、リヴァイがエレンの前歯を雷槍で破壊し、ミカサが口の中へ侵入。口の中にいたエレン(本体)の首を切断し、エレンは死亡した。
それと同時に「光るムカデ」、九つの巨人の力とユミルの呪い、始祖ユミル自身も消失した。
無垢の巨人になってしまった人々も元の姿に戻った。
この戦いは以後、「天と地の戦い」と呼ばれるようになる。
余談
- この戦いの舞台となったスラトア要塞は、位置的に北アフリカに実在するアトラス山脈がモデルとなっており、要塞名はその逆読みである。
- なお、アトラスとはギリシャ神話において、一人で天空を背負うという重苦を伴う役目を負う巨人のことである。