概要
中央憲兵によって秘匿されていた技術を奪い、調査兵団のハンジと技術班によって開発された新兵器。鎧の巨人など硬質化能力を持つ巨人を倒すべく作られ、落雷のような威力からその名がつけられた。
杭状の形をした徹甲榴弾の一種で、兵士が腕に装着して立体機動装置のグリップで操作を行う。発射された雷槍は目標に突き刺さった後、使用者が起爆用ワイヤーを引き抜くことで爆発する仕組みになっている。
ウォール・マリア奪還作戦にて実戦投入され、計算通り鎧の巨人の装甲を貫通・爆破し、複数発打ち込むことで行動不能に陥らせる威力を発揮した。個人レベルで携行・運用できるという点においても、従来の対巨人用兵器と比べて破格の性能と言えるだろう。
また、飛び道具ではあるが現実のロケット弾のような安定翼がないこと、起爆用ワイヤーの長さの問題から射程は短いと思われ、立体機動で目標にある程度接近してから発射する必要がある。しかし使用者が爆発に巻き込まれる危険があるため、巨人の体に直接アンカーを刺して接近することはできず(尤も硬質化能力を持つ巨人は知性巨人のため、直接アンカーを刺すのは危険だが)、周囲に建築物や樹木などが無い場所では実質的に使用不可能となる。
マーレ編の時点で大量生産されそのほとんどはイェーガー派が所有しており、リベリオでのマーレ、調査兵団の連合軍との戦闘では鎧と女型を機能停止に追い込んでいる。