アビゲイル(Fate)
あびげいる
概要
「Fate/Grand Order」1.5部「禁忌降臨庭園セイレムの登場人物。
配信直前の生放送にて「全てが謎に包まれた少女」として紹介される。サーヴァントである事は確定なのだが、真名はおろかクラスすらも一切不明。
フルネームは「アビゲイル・ウィリアムズ」。愛称は「アビー」。
レイシフト先である西暦1692年のセイレム村に暮らす少女。
真夜中、村の子供たちとおまじないごっこに興じてる最中、獣に襲われ主人公達に助けられる。
人物
好奇心が旺盛で無邪気。年頃にしては聡明であり、叱られた時は自分の非を認め反省する素直さを持つ。
また、当時では迫害や軽蔑の対象であった黒人奴隷の使用人や村の鼻つまみ者である少女に対しても、家族や友人として対等な目線で慕うことの出来る優しい性格。
両親を先住民に殺された経緯から、母方の伯父であるランドルフ・カーターに引き取られる。
セイレム村から一度も出たことは無く、外の都市や異国の物語、知らない文化の話を聞くのが好き。
ただ両親の件から「村の外」に対して憧れと同等の恐怖も抱いている様子。
関連人物
ランドルフ・カーター
伯父。厳しく真面目な男性だが思慮深く村人からも信頼されてる知識人。
他界した両親の頃から働いている黒人奴隷の使用人。家族同然に慕っている。
セイレム村で厄介者扱いされている一家の娘。
アルビノであるため彼女も気味悪がられているが、アビーにとっては色んなお話をしてくれる大切な友人。
謎
アビゲイル・ウィリアムズといえば「セイレム魔女裁判」において最も有名な少女である。史実では、彼女が村の少女たちと奴隷の使用人から教わったまじないをしていたところを大人たちに見つかり叱責される。だが、その最中に従妹と共に奇妙な痙攣やひきつけを起こし、それが「悪魔に憑かれた」「魔女の仕業だ」と騒ぎになるところから悲劇が始まる。アビゲイルと従妹のベテイーはその後、様々な村人を「こいつが魔女だ」と指し示す。彼女たちの「告発」によって魔女に仕立て上げられた村人は200名にも及んだ。
以上の史実と今作の「アビゲイル」とは大きな食い違いが生じる。
彼女はまじないごっこにこそ興じたものの、使用人をとても慕い言われなき非には反論した。村人たちの疑心暗鬼に心を痛め事態の収拾を心から願った。
果たして、彼女は本当に「アビゲイル・ウィリアムズ」なのか。