銀の鍵

ぎんのかぎ

H.P.ラヴクラフトの小説の一冊。

概要

1926年7月にH.P.ラヴクラフト執筆され、「ウィアード・テイルズ」1929年 1月号に発表された。ランドルフ・カーターを主人公とする作品の一つ。

主人公カーターは、ラヴクラフトの分身とも言える存在であり、作品の前半で、冗長とも思われるほどのカーターの境遇、心情の説明がラヴクラフト自身の心の内を現していることは注目される。

主人公。ボストンに居住する学者。神秘学や数学、東洋に通じた人物。

また、猫と会話ができるほどの愛猫家でもある。

『ランドルフ・カーターの陳述』にて語り部として初登場し

以降、ラヴクラフトの著作（『銀の鍵』『銀の鍵の門を超えて』『未知なるカダスを夢に求めて』）に複数回登場する。後に「チャンドラプトゥラ」というインドの聖者にして神秘学の研究家の名を名乗る。

■■■■■■■■の策略からランドルフ・カーターを救った旧神