概要
絡み合う黄金のトゲと祈りを捧げる人間のような姿の幻想体。
手からは赤い液体が流れ落ちている。
この幻想体の刺すような軽蔑の視線を受けると、トゲのついた螺旋が食い込むような感覚と共に嫌悪と軽蔑の感情がかき立てられる。
分類はT-03-20-04。危険度はWAW。
鏡屈折鉄道3号線の終着駅に登場する幻想体で、専用のBGM『Cur dolorem sentis』(ラテン語で"なぜ苦痛を感じるのか")がある。
戦闘では自身の体を液状化させ、トゲや手の形に再構築して攻撃してくる。その際、金属の擦れるような音が鳴る。
ステージのフレーバーテキストにでは"黄金郷"という言葉が使われており、戦闘時の空間には独特なオブジェや黄金のトゲが生えている。
空間の中央には滝があり、そこから流れる赤い液体が足元全域を満たしている。
跪き、祈るポーズになる特殊死亡演出もある。その際、体には幻想体と酷似した黄金のトゲが絡まる。
相手は"下"であり、自分が"軽蔑する者"であるという信念がこの幻想体の根幹を成しているらしく、それを崩す事が軽蔑の螺旋に対抗する鍵となっているようだ。
鏡ダンジョンでのイベントでは、軽蔑の螺旋がしたのとは逆に視線を外すという"無関心"の軽蔑を返す事によって影響を逃れていると解釈でき、
戦闘時のギミックは、力を示すと同時に軽蔑の視線を返すことで軽蔑の螺旋が弱るというものになっている。
E.G.O「軽蔑、畏敬」
この幻想体が抽出元と思われるE.G.O。
発動すると眼鏡をかけた軽蔑模様の衣装に変化。
E.G.O侵食時は彼と似た姿になる。
E.G.O使用者
使用囚人 | ランク |
---|---|
良秀 | WAW |
余談
(少なくとも過去作では)識別番号に含まれる03は宗教との関連性を示す分類であり、軽蔑の螺旋も宗教と関係している可能性がある。
鏡イベント中で軽蔑の感情を植え付ける事が「食い込む」事で象徴されていること、「何でもないことを畏敬し」との記述などから、
人から人へと「緩やかに浸透し」、軽蔑が軽蔑を、畏敬が畏敬を生むという信仰の側面を「螺旋」に象徴させて表現しているのかも知れない。
ギフト名が〈倒錯症〉〈畏敬の念〉であることから、
軽蔑と畏敬が表裏一体であることもテーマの一つである可能性がある。
倒錯症(도착증)という単語が日、韓どちらにおいても性的倒錯に対して用いられる単語であることから、妙な趣味があると疑いをかけられていたりもする。
専用バフ視線視線や似た名前のスキルを持つことからN社の異端審問官と関係があるのではないかという推測がある。