概要
触手の付いた白い綿花の姿をした幻想体。体をゆらゆらと動かし、手招きをしてくる。
分類はO-04-20-11、危険度(リスクレベル)はTETH。
近づくと頭を下げ、綿花を贈り物としてくれるが、手を振り返すと花を赤く染め、襲い掛かってくる。
触手は根の役割を持っており、人間の血を吸おうとして来るが、とても固くて簡単には払えない。
血を吸うと幻想体の花部位が赤く染まっていく。
戦闘時には一番多く血を吸った者を集中的に狙って攻撃をしてくる。
赤い空の下、一面に広がる花畑の空間を形作る。
恐らく全て綿花だと思われる。
宿した綿花について語る上で外せないのは彼のギフトの〈白い綿花〉、通称綿花の送った歴史である。
サービス開始初期の鏡ダンジョンである「始まりの鏡」では、E.G.Oギフトの売却や合成ができなかった。
その上で宿した綿花の鏡イベントの内容は、
当時二つあった選択肢のうち一方は「判定が発生し、成功で〈白い綿花〉を獲得、失敗で再び選択肢へ」。
もう一方は「大罪との戦闘で、勝利するとこれまた〈白い綿花〉を獲得」
という、まさかの〈白い綿花〉不可避イベントであった。
当時の〈白い綿花〉は性能も今以上にデメリットの目立つものであり、はっきり言って邪魔でしかないギフトだったため、
綿花と綿花イベントは管理人の間ではクソだなんだと散々ネタにされていた。
その後は、ある日突然名指しでの調整が入り、戦闘勝利後の報酬がレベルアップイベントに変更されて神イベとまで呼ばれるようになったり、
鏡2でレベルアップイベントそのものが廃止されてまたもやクソイベに落ちぶれたり、
鏡2ハード実装のアップデートで他のイベント共々コストがもらえる効果が追加されるも、もらえるコストがやたら少ないことでやっぱりクソイベ扱いだったりと、
リンバスカンパニー全体を見渡しても屈指と言って良いほどの激動の歴史を送った。
余談
プロムンもユーザーによる綿花の扱いは把握しているらしく、
観測記録を見てみると鏡ダンジョン内での事をヒースクリフが愚痴っている。
現在はというと、鏡ダンジョン3でE.G.Oギフトの強化が可能になったこと、リワークにより攻撃・防御レベル減少効果を得たこと、
要らなければ合成や売却もできるようになったことから、好んで獲得しようとする管理人も増えた。
鏡屈折鉄道3号線にて敵として登場することが判明した際、国を問わず多くのユーザーが反応を示した。
幻想体のモチーフは判明していないが、綿花の伝説だと思われる。