縛られた王
しばられたおう
椅子に座った王は体をひねりながら近寄ろうとするが・・・すぐさま縛られたものに引きずり戻される。
赤い包帯を全身に覆った人型の幻想体。同じ包帯で玉座に縛られている。
分類はO-01-20-12、危険度(リスクレベル)はWAW。
幻想体を縛る包帯と同様の物がそこら中に絡まる、宮殿のような空間を形作る。
屈折された縛られた王
鏡屈折鉄道4号線の最終駅に登場。
この幻想体と戦う前に前座として嫉妬大罪?と戦うこととなる。嫉妬大罪?を倒す度に王にダメージが入り、六体全て倒すとついに本人が戦闘に直接参加する。
縛られた王は相手に沈黙や束縛を付与し、マッチした相手がそれらの数値によって威力を上げるスキルを使用してくる。できる限りマッチに勝利してデバフの数値を減らそう。
特に厄介なのが威力35-20の「王の前へいでよ」。マッチ不可の大技だが「縛られた王の包帯」が付与されている場合被ダメージを軽減することが出来る。技を放つときの演出は一見の価値あり。
赤い包帯によって縛られているため、縛られた王は自由に動けない状態である。しかし幻想体鎮圧時に血を吹き出しながら卵へなるため、イベントのテキストからしても逆に包帯がなければ王は形を保つことができないようだ。
また王はいつも椅子に縛られているにもかかわらず、実際には戦闘中見せるように包帯を千切って立ち上がることが可能であり、これについてイサンは観測情報で「何かを伝えるために縛られたままでいる」のではと推測している。
包帯が彼を玉座へと縛り付けていることから、彼を悩ませ縛っているのは放棄することのできない王としての立場や責務だと思われる。一方で包帯は彼の傷を癒すために作られたものであり、かつ実際には傷を隠すことしかできていないものでもあるとの事だが、その傷の正体については《拘束》の侵蝕時の姿が「玉座の一部がヒースクリフの頭部を貫通し血を流させている」ものであることや、戦闘のwave1で下人を倒すと苦悩するような仕草をし、wave2の開始時時点では体力が6割しか残っていないことなどが推測の材料となるだろう。
一つの仮説としては、彼の傷になっているのは自分の統治の結果臣民を苦しめてしまった過去であり、王であり続けることでその責任を果たそうとしている(=包帯を解き、王であることをやめればただの罪人になってしまう)といったことが考えられる。
なお、《拘束》が古代ギリシャの故事『ダモクレスの剣』を彷彿とさせるモーションであることや、
《拘束》の『独りで統治する者であるがゆえ』とのセリフから、縛られた王も絶対君主である可能性が高い。
鏡屈折鉄道4号線専用BGM。12駅目「難関」と終着駅「饗宴」で計2曲用意されている。
12駅目「難関」では『Audite, pauper』(ラテン語で"貧しい人々の声を聞け")
終着駅「饗宴」では『Vovete miserias』(ラテン語で"不幸を誓う")