概要
バルツ公国の地下工場で眠っていた星晶獣。見た目はまんま鎧なのだが、胸の部分がヒトが息を吸う時の様に伸縮する等、生物的な面影が垣間見れる。剣を持ったゴリラ型のメカのようにも見える。
元来星晶獣は星の民によって作り出された強力凶悪な兵器であるが、コロッサスは覇空戦争時に対星の民の切り札としてドラフ達に作られていた物がそのまま残った存在である。つまりは星の民ではなく空の民であるドラフ族によって生み出された星晶獣である。そのためか、本編で戦う他の星晶獣との戦闘曲は「大星晶獣との戦い」であるのに対し、コロッサスだけ「バトル4」である。戦争から500年以上経った現在では、星晶獣にも空の民の暮らしを支える存在が現れているが、コロッサスに関してはドラフを奴隷扱いした者達(星の民他)への怒り、憎しみを糧にドラフの技術力が産み出したものであるため、初めから破壊しか行えない『兵器』である。その身に秘めた怒りは、ルリアノートにも『憎悪と怨嗟の塊』であると説明するような記述がなされるほど。
本編では憎悪にアテられ、同時にコロッサスの存在を知ったたザカ大公の暴走と、それに乗じた帝国の陰謀により覇空戦争時に積もりに積もった怨嗟、憎悪をそのままに永い眠りから覚めてしまう。起動したコロッサスは辛うじて主人公たちの活躍とルリアの力により破壊されたものの、複数(もっというとコロッサスを作ってた工場が)製造されており、最初の起動によってアテられた別の機体が目覚めてはバルツから暴走を止める依頼が届くようになる。
召喚石としてはマグナ共々、敵の防御ダウンというデバフをかけるため、攻めの編成を組んだ時は使いやすい。
コロッサス・マグナ
ザンクティンゼル(主人公の故郷)の祠をいじったら現れてしまった、大いなる鋼の巨人。どこか生物的な外面が完全な鎧のようになったものの、その装甲には血の様に赤い線が流れており、無機質ながらどこか有機的な一面も残している。迫力ある大剣を振り回して襲いかかってくる。
嫌らしいバフ、デバフによってこちらの戦況を傾けてくるが、何と言ってもこいつの特徴は、HPが一定以下の時になると発動する特殊行動。もしくはオーバードライブ時の特殊技で使う「次元断」。これは直撃すると数万ものダメージを受け、どんなにHPを上げていても即退場させられてしまう。耐えるには、ファランクスを始めとしたダメージカットや防御上昇を重ねて鉄壁になる。幻影のような回避を付与する。直撃してもすぐに復活するようなアビリティ等を使わなければならない。
より上位のHigh Levelにもなれば連発するので、守りを固めた編成で迎え撃たないとその巨躯にモノを言わせた容赦ない次元断の猛攻で次々に葬られてしまう。
その恐ろしさは、剣を持っている右腕が本体と言われるほど。
なお、通常のコロッサスは倒した時に装甲がポロポロ落ちたが、マグナはそのまま体を縮こませて消えていくだけである。
アニメ版
『グランブルーファンタジー・ジ・アニメーション』では第7話より登場。原作と若干設定が異なり、国を守ろうとする気持ちが暴走したザカ大公が、他国の侵略からバルツ公国を守る為の切り札としてコロッサスを作った。
憎しみや破壊よりも守り手、防衛という面が濃く、最終的には崩壊する工場の瓦礫から、ザカ大公とイオを守るようにして覆いかぶさり機能停止した。
その後はルリアの力の一部となり、第12話では彼女の召喚により暴走するリヴァイアサンの攻撃からオイゲンらアウギュステの民衆を守る活躍を見せた。
パラレルワールドを描いたコメディ調の特別編である第13話(EXエピソード)でも登場。グランたちがティアマトの加護を受けた上で連携することでようやく倒せた本編に対し、回想でジータ1人に難なく倒されたような描写をされ、同話では海水浴場から離島までジータたちを運ぶために海を歩いて渡らされるなど、「強大な兵器」よりも「心優しき巨人」のイメージに寄った描かれ方となっている。グラン編との落差を考えると、ある種の憐れみを誘う扱いと言えるかもしれない。
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