概要
山口県山口市吉田に本部を置く国立大学。山口市に1か所(吉田のみ)、宇部市に2か所(小串と常盤)、合計3か所のキャンパスを置く。ただし1年生(1回生)は、全員山口市の本部キャンパスに通う。
人文学部、教育学部、経済学部、理学部、医学部、工学部、農学部、共同獣医学部、国際総合学部が設置されている(共同獣医学部は鹿児島大学と共同である)。
いわゆる「5山」と呼ばれることがしばしばあるが、その前身は江戸時代後期の1815年に上田鳳陽(1769-1853)という人によって1815年に現在の山口市中河原に設立された私塾「山口講堂」である。
この私塾が山口講習堂と改名後毛利藩直営となり、さらには「山口明倫館」と改名された。
それが学制の改正などによって山口中学→初代山口高校→山口高等商業学校を経て、1949年5月に、二代目山口高校、山口師範学校、山口青年師範学校(1949年3月の時点で防府市に存在していた)、山口獣医畜産専門学校(1949年3月の時点では下関市に存在していた)および宇部工業専門学校を統合し、新制山口大学となった。
1964年4月に山口県立医科大学を吸収する格好で医学部を設置している(が、山口県立医科大学自体も1968年3月までは存続していた)。