「”正義”を行うのは、難しい...。」
声:千葉一伸
概要
剣士/斬刀士銀漢。
.hackシリーズの登場人物。
正義感が強く、不正やPKなど正しくない行いに激しく怒りを覚える。熱く頼りになる男であるかのようにふるまってはいるが、うまくいっていない現実世界の生活の裏返しであり、ネットの世界で頼りにされることで充足を得ているともとれる。
.hackアニメシリーズに全て登場している皆勤賞キャラである。
- .hack//Sign
ギルド「紅衣の騎士団」に所属する騎士で副団長的な立場におり、愚直なまでの正義感を持っているため、メンバーからは慕われている。団長である昴の補佐を務めており、惚れている。
「紅衣の騎士団」とは、運営会社に代わってネットゲーム内の不正行為の摘発をしたり、バグの報告をすることで"一般プレイヤーがより遊びやすい環境を作る"という一風変わった行動理念を持つギルドである。
要は警察の真似事をしているボランティアであり、所属メンバーは全員が一般プレイヤーであるが、その行動実績が評価され運営会社から特別な待遇を得ている。
物語序盤、自身の意図と関係なくチート能力を持ってしまったプレイヤーである「司」を悪質なチートプレイヤーと断定し、戦いを挑むも敗北。データドレインを受け、未帰還者にされてしまう(植物状態にはならず入院で回復する軽度のものだった)。
以降は司の処遇について、問題を解決するために力になってあげようとする昴と、どんな理由があろうと危険なチート能力を持つプレイヤーは放置できないとし、今まで通り武力で解決しようとする銀漢の間で意見が相違する。
昴が司の問題解決に悩むようになってからは、不在の昴に代わって銀漢が昴の代わりに紅衣の騎士団の指揮を務めることが多くなる。昴に騎士団に戻ってきてもらうため、また自身の働きを認めてもらうため、昴に黙って運営会社と交渉するなどしてチートプレイヤーを徹底的に弾圧する方針を決める。しかし、そのネットゲームプレイヤーという枠を超えた勝手な決定は昴に受け入れてもらえず、逆に昴との不和を生んでしまい、結果的に騎士団の解散へと繋がってしまった。
『SIGN』後も持ち前の正義感はぶれることはないものの、司のようなプレイヤーのことを配慮するようになるなど成長がみられる。
リアルは23歳の男性。レンタルビデオ屋に勤務するフリーター。
後日談(.hack//ZERO)では30歳で居酒屋のアルバイトをしている。店長代理を務めており、正社員への道を模索しているが、他のアルバイト社員から総スカンを食らうなど、ネットゲーム内での慕われ方とは真逆の状況にいる。
- .hack(ゲーム版)
銀漢本人はこのゲームを離れてしまった後なので登場しない。
条件を満たせば、思念体のような姿(ゲーム内に取り残されたプレイヤーの記憶)として登場する。アニメの重要場面が回想されるシーンで登場する。
Vol4では、ゲーム内に残された記憶として、低確率で半透明な姿で街の隅に出現する、話しかけ続けることでアイテムをもらえる。.hack//signに登場した他のキャラもこれと同じ条件で出現する。
- .hack//黄昏の腕輪伝説 アニメ版
4年後を舞台にした『黄昏の腕輪伝説』では、古株のプレイヤーとして1回だけ登場。この頃でもまだ有名人らしい。デバッグチーム「碧衣の騎士団」がかつての自分の所属した「紅衣の騎士団」と同じように、正義の押し付け(プレイヤーの言い分を聞かず、疑わしいプレイヤーのアカウントを削除して回った上で、処刑ともとれる見せしめ行為を行う)を行っていると聞き、チートプレイヤー疑惑で騎士団に執拗に追われるシューゴを逃がすために囮となる。結果的に捕らえられてしまい、運営の妨害および管理者への反抗を理由にアカウントを削除されてしまった。
- .hack//roots
第26話に登場。
R:1時代の姿にマントをつけた格好でハセヲとの邂逅を果たした。
- .hack//G.U.
R:2仕様に馴染めず、ほとんどの前作プレイヤーが辞めてしまっている中で残っている数少ない古参プレイヤーである。ゲーム内では遭遇しないためログイン頻度はあまり多くはない模様。
BBSのチェックはしているようだ。
- .hack//returner
.hack//G.U.の後日談であり、rootsとG.U.シリーズの全キャラが登場する後日談。
背景モブとして描かれている程度ではあるが、hack//rootsと同じマント姿で登場。
昴の顔が描かれた風船を持っている。
- .hack//link
主人公カイトが過去と未来を行き来する物語であるため、カイトがR:1(.hack//sign)の時代に行った時の状態で仲間になる。
条件を満たすと、今までにはなかったXthフォーム(R:2(hack//G.U.)以降に実装される要素)を取得し、見た目や性能・技が変化する。
お祭り要素(キャラゲー色)の濃い今作では、暑苦しいギャグキャラのポジションにいる。
- .hack//Quantum Vol3
ゲーム内に沸いたバグからプレイヤー達が避難するシーンで、避難民を逃がす誘導係として、
1カットだけ上記Xthフォーム姿の彼が背景に写っている。
本人なのか、同じ見た目の別人なのかは不明。
- 映画作品『ドットハック セカイの向こうに』
未帰還者の友人を救うために、智彦がtwiterで協力者を募るシーンにて、協力を申し出た者達のコメントが表示される中に……
"GINKAN 「久しぶりにザ・ワールドのために剣を振るのも悪くない」"
という彼の書き込みと、彼のR:1時代の特徴的な兜姿のアイコンが確認できる。
(このシーンでは、他にもヌァザや、フ”ノレーなど、.hackシリーズの登場人物達が数名確認できる)