「タッハッ、モルガナのおばちゃん!悪いけどオレ、裏切るね。」
概要
CV:家中宏
飄々として掴み所がない性格の黒衣を纏う双剣士。だがその実は高レベルステータスと戦闘スキルにより、『The World』トップクラスの実力を持つPK(プレイヤーキラー)である。
「ぼくちん」「だみょん」や「ばみょん」などの気の抜けた口癖で話し、常にふざけた態度で相手に接する。しかしその様子に反して頭の回転は非常に速く、気分次第で仲間についた相手を平気で裏切り、殺す(PKする)などの残忍な一面を持つ。
また、本人の戦闘レベルは割とシャレにならないもので、一般PCならまず勝つことが不可能である黄昏の守護者の攻撃を嬉々悠々として防ぎきるほど。
好きなエリアワードは「裏切り」と「虚無」。
“面白いこと”が行動原理であり、管理者に追われる不正規な存在である司(つかさ)や、司に深く関連すると思われた伝説のアイテム“Key of The Twilight”に興味を示し、野次馬的な傍観者として介入。作中随一のトリックスターとして周囲をひっ掻き回し、その過程で銀漢ら紅衣の騎士団やBT、クリムとも関わりを持つも、のちに敵対している。
司を追う過程で幼いアウラと出会い、アウラが“Key of The Twilight”であると直感して、自分にアプローチを仕掛けてきた「The World」の自我、モルガナ・モード・ゴンに協力するようになる。
だがモルガナを高圧かつ傲慢な態度から信用できなくなる一方、懸命に現実世界に帰還しようと奮闘する司とその仲間達を見ていたことで心境が変化。最後は司に「友達になろう」と約束を告げ、彼女と覚醒したアウラを逃がすためにモルガナ・モード・ゴンを裏切っている。
しかし「The World」の地母神とも言える程の存在を相手にして無事で済むはずもなく、「死ぬよりも辛いことがあるという事を、教えてあげましょう」との一言と共に突如出現したケルト十字架に磔にされ、為す術なくスケィスのデータドレインを受け、意識不明となってしまった。
データドレインされた後はプレイヤーの意識がケルト十字架に封じられ、スケィスの化身としての放浪AIと化してしまう。(つまり楚良=スケィス)
普段は通常のPCと同様に行動しており自我も保ってはいるが、実際はスケィスの呪縛にその心を支配されている。『.hack//ZERO』では、カールがアウラに思い巡らせた時や接近した時などに、スケィスの意思と力が楚良の身体を媒介に現出するようになった。
その半年後。「.hack//vol.1 感染拡大」において、カイト達が壮絶な死闘の末にスケィスを撃破。楚良の精神は解放され、彼の意識体が「第二次ネットワーククライシス」の最終局面において大きな助力を果たす。
事件解決後はプレイヤーも無事に意識を取り戻すが、データドレインの後遺症により記憶障害となり、一部の記憶を失くしてしまっていた。そして、そのまま彼は「The World」から離れてしまったため、その後のリアルの足取りは不明である。
リアル
作中ではふざけた言動やモラルに乏しい行動が目立つが、それもそのはず現実世界の彼は小学4年生の少年。
傍迷惑で無茶な行動ばかりしていた彼だが、本心では皆に仲間として認めてもらいたかったからの事だと思われる。
ちなみに名前は松尾芭蕉の弟子で「奥の細道」の旅の従者、河合曾良から取ったものらしい。
関連タグ
松(.hack//G.U.での同一CVキャラ)