CV:木下あゆ美
概要
赤い髪と瞳、ドリルのような髪留めが特徴的なキャラクター。
遊戯王ヒロイン恒例のグラマラスボディの持ち主で、普段着やライダースーツなど胸元を強調する服装が多い。
初登場は「遊戯王5D's」14話。
本来は現実に干渉しないはずのデュエルにおいて、物理的な破壊を周囲にもたらすサイコデュエリスト。
アルカディアムーブメントに所属しており初めは敵として登場するが、不動遊星やジャック・アトラスと同じ痣(シグナーの証)を右腕に持っている。
本人はサイコデュエリストの能力を「忌むべき力」と憎んでおり、シティの住人からも「黒薔薇の魔女」と恐れられていた。
この当時の彼女の言い分は、要約すると「自分は不幸な目に遭ったんだから復讐する権利がある」と言うもので、誤解だったとはいえミスティの恨みに対して自分の苦しみを盾にするばかりで印象以上に精神的に幼く脆い部分を垣間見せる。
しかし、後にサイコデュエリストとしての能力を制御できるようになり、仲間も出来て性格は安定していき、デュエルアカデミア高等部に通学している。ブランクがあったにもかかわらず、成績は優秀の様子である。
また、遊星たちの影響で自身もライディングデュエルをするようになり、大会直前で骨折をしたクロウの代役に大抜擢される。
全ての戦いが終わった152話では、デュエルアカデミアをトップクラスの成績で卒業するものの、周囲の期待通りのプロデュエリストになるか、自分の希望である医者になるか、進むべき進路に悩んでいる様子。
遊星とジャックとの対戦後、彼女は医者への道を選んだ。
使用デッキ
植物族を中心としたデッキを使う。
「黒薔薇の魔女」の異名通り、デッキのエースカードは「ブラック・ローズ・ドラゴン」。
また、ブラック・ローズ・ドラゴン以外にも、薔薇をモチーフにしたカードを多くデッキに取り入れている。
彼女が植物デッキを使うことで、植物族に大きな革命が起きた。
使用カード紹介
ブラック・ローズ・ドラゴン
彼女が使用するシグナーのドラゴン。
詳しくはこちらで。
アイヴィ・ウォール
相手フィールド上にアイヴィ・トークンを召喚させるモンスター。
ジル戦では『コピー・プラント』と共にシンクロ素材となってすぐに消えた。
遊星戦でその効果を活かし、彼に大ダメージを与えるトークンコンボを炸裂した。
コピー・プラント
レベル1のチューナーだが、フィールド上のモンスターのレベルと同じになるように変更する事ができる。
この効果を活かし、何度も『ブラック・ローズ・ドラゴン』をシンクロ召喚した。
バイオレット・ウィッチ
破壊され墓地へ送られた時、自分のデッキから守備力1500以下の植物族モンスター1体を手札に加えるリクルート効果を持つモンスター。
デュエルでは来宮虎堂戦で登場し、その効果で『フェニキシアン・クラスター・アマリリス』を手札に加える。
デュエルアカデミア中等部時代の回想の中でも登場してる。
フェニキシアン・シード
『フェニキシアン・クラスター・アマリリス』を呼ぶ為のキーカード。
その名の通り、アニメの『フェニキシアン・クラスター・アマリリス』はこのカードの効果によって特殊召喚された。
フェニキシアン・クラスター・アマリリス
アキが使用する最上級モンスター。
攻撃力は2200とそこまで高くないが、破壊された後に800ポイントのダメージを相手に与える上にエンドフェイズ時に墓地から特殊召喚すると言う、不死鳥その物の強さを誇る恐るべきモンスターである。
薔薇の妖精
アキが使用するローズモンスターの1体。
カード効果で手札に加わった場合、その場で特殊召喚できるモンスター。
主に、『黒薔薇の魔女』
ローズ・テンタクルス
アキが使用するローズモンスターの1体。
戦闘で植物族モンスターを破壊する度に、相手に300ポイントのダメージを与える効果と通常の攻撃に加えて、相手フィールド上の植物族モンスターの数だけ攻撃できる連続攻撃効果を持ってる。
遊星の場に4体のアイヴィトークンが存在していたので、5回の連続攻撃を行い、自身とトークンの効果で遊星のライフを削った
夜薔薇の騎士
アキが使用するローズモンスターの1体。
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下の植物族モンスター1体を特殊召喚する事ができる為、主に『ブラック・ローズ・ドラゴン』のシンクロ素材となった。
黒薔薇の魔女
アキが使用するローズモンスターの1体。
召喚時にカードをドローし、ドローしたカードがモンスターじゃない場合は自滅するデメリットを持ってた。
ブルーローズ・ドラゴン
カード効果によって破壊された場合、その効果で『ブラック・ローズ・ドラゴン』を特殊召喚する効果を持っている。
アキはシェリーの『魂縛門』の効果を得た『Z-ONE』の効果を利用し、わざと破壊させて効果を発動させた。
スプレンディッド・ローズ
視聴者モンスターデザイン応募企画の採用カードの1枚であり、アキが『ブラック・ローズ・ドラゴン』以外に使用するシンクロモンスターである。
自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外し、相手フィールド上のモンスター1体の攻撃力をエンドフェイズ時まで半分にする。
また、バトルフェイズ時に墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外する事で、攻撃力を半分にして追加攻撃が出来る。
凛天使クイーン・オブ・ローズ
漫画版アキが使用するエースモンスター。
その効果を活かし、表側表示で存在する攻撃力の一番低いモンスター1体を破壊する効果で相手のモンスターを徐々に破壊して言ったが、鬼柳戦では最大の弱点として自身が一番攻撃力が低い事で自滅してしまうデメリットを利用され、破壊されてしまった。
魔天使ローズ・ソーサラー
自分フィールド上に表側表示で存在する植物族モンスター1体を手札に戻し、手札から特殊召喚する事ができる強力なモンスター。
天使の名を持つ植物族モンスター同士である為、『凛天使クイーン・オブ・ローズ』との共存が多かった。
大凛魔天使ローザリアン
対ジャック用の最大切り札。
『天魔合掌』によって手札の『魔天使ローズ・ソーサラー』と墓地の『凛天使クイーン・オブ・ローズ』を融合して融合召喚された。
効果によって鬼柳のカード効果を無効にし、『インフェルニティ・ジェネラル』を戦闘破壊したが、最終的に『煉獄龍オーガ・ドラグーン』によって破壊され、敗北に繋がった。
月華竜ブラック・ローズ
ゴドヴィンに渡された決闘竜の1枚。
このカードを含むモンスターの特殊召喚が発動トリガーとなり、相手フィールド上の特殊召喚されたモンスター1体を選択して持ち主の手札に戻すと言う強力なバウンド効果である。
使用Dホイール
遊星らがジャンクパーツで作り上げたというDホイールを使用している。デザインが遊星のDホイールに似ているのもそのためかと思われる。DVDボックスの設定資料集によると、ホイールの名称は「ブラッディー・キッス」らしいが作中でこの名称が登場したことはない。
16
彼女は何故か「16」という数字に縁がある。
彼女の名字に「十六」が入っているのは勿論のことだが、
・初登場の頃に年齢が16歳(現在は放送時から一年経過した設定で、17歳になった)
・素顔での初デュエルは2008年7月16日放送の第16話
・そのデュエルのバトル時間は計16分
・エースカードであるブラック・ローズ・ドラゴンが表紙のパック「CROSS ROADS OF CHAOS」発売日の2008年7月19日の月齢は16(つまり十六夜月)
・「薔」「薇」の画数はそれぞれ16画
・「イザヨイバラ」という日本原種の薔薇が存在する
など。スタッフに何らかの意図があるかどうかは不明である。
余談
第一期と第二期の途中まではドSで依存性が高く、いったん相手に心を許すとデレデレになっていた。第二期の途中、(*ちなみにFC編までを一期、ダークシグナー編を二期とカウントした場合。ダークシグナー編までをまとめて一期とする場合もある。というかスタッフ的にはこっちらしい。要するにはっきりと決まっていない)遊星とのデュエルによりそれ以降はだいぶ穏やかになり遊星に好意を持ち、遊星がブルーノと会話している最中に嫉妬するなどヒロインらしくなった様子。
関連イラスト
関連タグ
黒薔薇の魔女 イザヨイメイデン 遊星ホイホイ 遊星の嫁 ブラック・ローズ・ドラゴン
漫画版ではシェリー・ルブランとはライバル関係