ファンタジー世界や過去の時代を舞台にした物語で、主人公が現代の知識、技術を内政に利用する手法。
内政チート、産業チート、軍事チート、農業チート、交易チートと細分化した呼び方もある。
しかし現実的に言えば、現代の知識を過去に持ち込んだとしても基礎技術が無い以上絵に描いた餅にしかならない。
例えば現代の自動車の構造を完璧に知り尽くしている技術者が過去に遡ったとして自動車を作れるかといえばNOである。鉄鉱石をどこから採掘するのか、原油をどこから採掘するのか、どうやって精製するのか、ゴムはどこから調達するのかと数々の問題が存在する。
実際『戦国自衛隊』の主人公達は補給に四苦八苦した挙句、最終的に全滅している。
全ての技術はその基となる基礎技術が存在し、更にその基礎技術にもその基となる基礎技術が存在している。単に現代知識だけ持っていたとしても何も役には立たず、石器時代に行ったのび太(「石器時代の王さまに」)のようになるのが関の山である。
一方で『紺碧の艦隊』シリーズでは、転生者が多数居た事もあり、基礎技術から積み上げる長年計画を立ててこの問題をクリアした。逆に言うと、敵に時間的猶予を与えているわけで、情報漏洩と相まって、チート度(技術格差)は少なめ。