首都はアルジェ。主な公用語はアラビア語だが、フランスの植民地だったためフランス語もほぼ全ての国民が使うことができる。政府は公式に認めてはいないものの、様々な場面で便利なため、フランス語は事実上の第二公用語として使われている。
ナイジェリアと間違われる事もあるが、向こうは近くを流れるニジェール川が国名の由来となっており、アルジェリアは首都のアルジェからその名前が起源である。精々意味が共通するのは語尾の「-ia」であるが、これはラテン語で「~の土地」を示す言葉であり、アフリカの同地域で二つの国の発音が偶然似通ってしまっただけである。
また、遥か昔は一部が古代ローマの支配下にあったため、これらの証拠を示す遺跡が良好な状態で残っており、発掘や調査が行われて同国の重要な観光資源ともなっている。
経済
石油と天然ガス、石炭、リン鉱石等が取れるために、混乱を極めるアフリカ諸国の中では比較的まだ希望がある方である。農業も盛んであり、海外への輸出も行っている。一方で失業率は高いが、政府自体は何とか改善しようと努力は続けている。
治安
南部のリビア、ニジェール、マリ、モーリタニアに接する南部は「退避勧告」、「渡航中止勧告」に該当するため非常に危険。日本の外務省の海外安全ホームページでは退避勧告の該当地域が南部の国境付近の僅かな部分に限定されているが、他国の情報を参照すると、これらの危険な地域がより大きくなっている事もあるので、比較に注意した方がいい。
アルジェリア人質事件
2013年に現地で天然ガスプラントを施工していた日揮の社員が、イスラム系テロ組織の攻撃に遭い犠牲になった事件。37人が死亡、うち7人が日本人。
関連タグ
原子爆弾:広島、長崎に続く3番目の被害地域。1954年に始まったアルジェリア戦争を鎮圧するために、フランス政府が1960年から実験と称して行った。実際には3万人程度の被爆者が出たと言われている。