概要
角川文庫より刊行中の池袋サンシャイン水族館の奥にある不思議な喫茶店・海底二万哩で繰り広げられる人間模様を書いたアクア・ファンタジーである。主に深海魚に関するトリビアが数多く登場する。全三巻。
あらすじ
大事な幼なじみ・八木大空を失った来栖倫太郎は、彼が行きたがっていたサンシャイン水族館に一人やって来る。そこで待っていたのは、大空にそっくりな店長・深海と執事(?)のセバスチャン、そして、海の底に沈んだ沈没船の財宝の様に、“心の海” に『大事な宝物』を置いてきてしまった人達だった。
登場人物
来栖倫太郎(くるす りんたろう)
本作の主人公。幼なじみを〝失くした〟悲しみをはらすために訪れたサンシャイン水族館で、不思議な喫茶店「海底二万哩」と、幼なじみそっくりな深海に出会う。
可愛らしい外見からよく女の子に間違われるため、かなりのコンプレックスになっている。
深海(ふかみ)
深海カフェ「海底二万哩」の店長。倫太郎が7年前に生き別れた幼なじみ・八木大空に外見がそっくり。ただし、中身は正反対にチャラく、子供っぽい一面もある。
その正体はかつて海の底に沈んだ都市の王、クトゥルフ。
セバスチャン
深海の執事(?)を名乗る喋るメンダコの妖精。かなりイケボ。
シータ
「魔術師」を名乗る不思議な少年。深海を敵視している。正体は彼と同じ旧支配者。
刊行
深海カフェ海底二万哩
深海カフェ海底二万哩2
深海カフェ海底二万哩3
関連タグ
幻想古書店で珈琲を:舞台と登場人物は多少違うが、内容は酷似している。