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ニシマツカサトカゲの編集履歴

2018-02-12 09:40:32 バージョン

ニシマツカサトカゲ

にしまつかさとかげ

ニシマツカサトカゲ(Tiliqua rugosa rugosa)は、爬虫類 爬虫綱 有鱗目 トカゲ科マツカサトカゲ属マツカサトカゲ種に分類されるトカゲの一亜種。日本ではニシマツカサトカゲ、もしくはマツカサトカゲルゴッサと呼称される。マツカサトカゲの基亜種である。対になる亜種はヒガシマツカサトカゲアスパー。

概要

ニシマツカサトカゲ(Tiliqua rugosa rugosa)は、爬虫類 爬虫綱 有鱗目 トカゲ科マツカサトカゲ属マツカサトカゲ種に分類されるトカゲの一亜種。日本ではニシマツカサトカゲ、もしくはマツカサトカゲルゴッサと呼称される。マツカサトカゲの基亜種である。対になる亜種はヒガシマツカサトカゲアスパー。

英名

Sleepy Lizard(ねぼすけトカゲ) /Pinecone Lizard(マツボックリトカゲ)

/Shingleback skink(小石だらけの背中のトカゲ)/Stump-tailed skink(切り株しっぽとかげ)

 

本亜種の分布

オーストラリア連邦 西オーストラリア州の南西部

森林・林・乾燥した荒れ地に生息する。


本亜種の形態

成体で40センチメートル以上に成長する。

舌は濃い青紫色。口腔内は明るいピンク色。

普段はおとなしいが危険を感じると口を大きく開け舌を出して威嚇する。

太陽の紫外線下では敏捷に行動する。


腹側は白色。背側は地味なグレーのまだら模様のものや派手なストライプ模様の個体など様々なカラーが存在し一匹一匹模様や色が違う。頭部は薄いオレンジ~朱色に色づくものが多い。


白と赤茶色のストライプのカラーのものは日本ではパラーラと呼ばれることがある。

(希少亜種のシャークベイパラーラとは別物である。)


頭部が赤く発色し、体色が白・朱色・黒のトリカラーのものはレッドトップと呼ばれる。


本亜種はヒガシマツカサトカゲに比べ両方の目の距離が短く、顔が面長でややとがる。胴が短く頭部が大きいのが本亜種の特徴である。しっぽは細長く先がとがる。


脱皮を繰り返し成長する。


外見上から雌雄判別することは困難である。


顱頂眼【ろちょうがん】が発達しており明確に目視できる。


分類

Tiliqua rugosa rugosa


生態

草原・森林や荒れ地などに生息する。


雑食性で何でもよく食べ昆虫、カタツムリ、動物の死骸、花、果実などを食べる。


飼育下では小松菜・サラダ菜などの野菜・ピンクマウス・コオロギ・バナナやミカンのような果物など何でもよく食べる。

昼行性だが昼間から眠って過ごすことも多い。(出典:英名のSleepy Lizard(ねぼすけトカゲ)の由来となっている。)


繁殖様式は卵胎生。1回に1頭ないし2頭の幼体を産む。

現地の立て看板やドキュメンタリー番組によると一度カップルが成立すると生涯相手を変えないとされている。

低温下では冬眠する。高温多湿にやや弱い。


飼育下での寿命は10年~30年(ただし自然下での寿命は不明)


人間との関係

動物園や水族館で飼育されたりペットとして飼育される。人為的な繁殖は非常に難しい。現地の立て看板やドキュメンタリー番組によると動きが緩慢なので現地では自動車にひかれて死亡することが多い動物の一つとなっている。オーストラリアでは動物の輸出入を厳しく禁止しているため高額で入手しづらい爬虫類の一つとなっている。性格はおとなしく人にもよく慣れ丈夫で飼いやすい個体が多い。


出典

学習研究社刊行 学研の図鑑 「爬虫・両生類」1973年版 カラー38ページ中段

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別名・表記ゆれ



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