不機嫌なモノノケ庵
ふきげんなもののけあん
ストーリー
妖怪にとり憑かれて、高校入学以来、7日間保健室登校の芦屋花繪。
どうにかしたいと縋ったのは、四畳半の茶室「物怪庵」の主・安倍晴齋だった――。
様々な理由で、現世(うつしよ)に迷い込んだ妖怪を救い隠世(かくりよ)へ導く、不機嫌主(あるじ)のモノノケ奇譚、開幕――。
主な登場人物
物怪庵
芦屋花繪(CV:梶裕貴)
ひょんなことから妖怪がみえるようになった高校一年生。自身に取り憑いたモノノケを安倍に払ってもらったことを切っ掛けに、物怪庵で奉公人をすることに。その優しい性格が災いし、時には面倒な仕事を増やしてしまうことも。安倍曰く、「五歳児」。
安倍晴齋(CV:前野智昭)
いつも不機嫌そうな芦屋の同級生。現世にいる妖怪を隠世へ祓う店“物怪庵”の主をしており、人間と妖怪分け隔てなく仕事を請け負っている。隠世では、「噂の二代目”物怪庵”の主」と言われている。
物怪庵
茶室そのものが妖怪で床の間にある掛け軸で意思の伝達をする。物怪庵の初代主は「アオイ」という名の妖怪だった。
モジャモジャ
通称「モジャ」だが、安部は「毛玉」と呼んでいる。
元は飼い犬だったが、死んで妖怪になり、誰にも見られなかったことで見ることが出来た芦屋に取り憑いていた。安部に隠世へと導いてもらったが、芦屋と再会した今では物怪庵の奉公人をしている。
芦屋にとても懐いている。
主人公らを取り巻く人々
現世
実家の寺を継ごうと考えていたが、父親に反対され、思い悩んでいた。
芦屋のおかげで父親に起こった異変と父親の気持ちも知ることができた。安倍と同様に芦屋と同級生。狐の妖怪(ヤヒコ)に噛まれて妖怪が見えるようになる。
百年以上生きている妖狐。安部が小さい頃に3日間山で遊んだことがある。
隠世
コウラ(CV:日笠陽子)
安部が薬(妖怪用)を入手している隠世の薬局・亀薬堂の店主。薬オタクで、お気に入りである安部の身体(特に目)で薬を作ったら良薬が出来ると豪語したり、芦屋の耳を気に入って「両耳を売らないか」とお願いしたり、割とマッド。
シズク(CV:橋本ちなみ)
亀薬堂の奉公人。主であるコウラへは並々ならぬ好意を抱いているため、彼女のお気に入りである安部へは猟奇的に嫉妬の感情を零す。その時の効果音は「ジェラッ」。
人への変化は不完全で、イモリの尾が見えてしまっている。
立法様(CV:諏訪部順一)
蠑螈池に棲むシズクの兄。隠世社会を統制している3人の権力者の一人で、安部の上司。
『奉公人の決定権は主にある』、『物怪庵の主はどんな法律違反も罪に問わない』など隠世の法律を作る権利を持つ。
安部曰く、「ヘビースモーカーで酒豪でバクチ好きの色魔でシスコン」。
他に、司法様、行政様がいる。
TVアニメ
TVアニメ化が決定し、2月11日にティザービジュアルが解禁され、アニメの公式サイトがオープンした。
その後、3月10日の情報解禁により、放映時期や主要キャラクター二名のキャストなどが発表された。放映時期は2016年7月開始予定。
現在、公式サイトとYoutubeにて、PVの他にTVアニメ化記念特別企画として、モーションコミックが期間限定で配信されている。
制作スタッフ
監督 | 岩永彰 |
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シリーズ構成 | 吉岡たかを |
キャラクターデザイン | 影山あつこ |
音楽 | 高梨康治(Team-MAX) |
製作スタジオ | ぴえろプラス |
舞台
3月10日のTVアニメ追加情報発表と共に、舞台化決定も報じられた。
2016年9月7日(水)~11日(日)に赤坂RED/THEATERにて公演される。