概要
正式名称はWGPバクシード(ウェブグランプリバクシード)。
いわゆるミニ四駆のフォロワーであるパチ四駆の一つ。
タミヤがミニ四駆の商品展開を終了した時期を見計らったかのようにバンダイによって発売された。
アオシマ、GSIクレオス、京商、WAVE、ミツワモデルなどの他のパチ四駆を作っていた企業とも提携しており、各社ごとに異なるデザインラインのマシンが魅力。
なんと、あのミニ四駆の本家である田宮模型にも参入をオファーする恐れ知らずなこともしている(当然断られたが)。
ボディとシャーシが一体となった頑丈な作り、3つに分割可能なシャーシ、シャーシではなくボディにローラーを取り付ける、タイムをネットランキングで競える、等々、従来のパチ四駆やミニ四駆とは一線を画すモノであった。講談社コミックボンボンともタイアップ。角川書店ケロケロエースともタイアップし、『ウェブグランプリバクシードマキシ』(漫画・守屋直樹)が連載された。
また、パナソニックと提携してオキシライド乾電池を公式乾電池として起用している。
しかし、市場への商品の出回りが極端に遅く、地方ではグレードアップパーツが中々手に入らなかったり、ネットランキングの影響でカツカツな大人レーサーを前に、メインターゲットの子供達が敬遠してしまったりといった事情に加え、タミヤが爆シードに対抗すべく「ミニ四駆PRO」を新展開し、さらには怒涛のミニ四駆人気車種の再販ラッシュ&新商品ラッシュによって全面戦争体制に入った為、更にはバンダイ以外のメーカーも商品展開に積極的では無くなった為に程なく展開終了した。
なお、性能としては速さではミニ四駆が、頑丈さでは爆シードの方が上。
加工・改造のしやすさ・バリエーションもミニ四駆の方が上であった。
爆シードは3分割シャーシゆえに駆動精度が悪く、頑丈なボディとシャーシゆえに加工が困難で重く、爆シードとしての特徴が逆にレース用マシンとしては裏目に出た形となった。
2chにおいても、ミニ四駆が模型板、爆シードが玩具板でスレが立っていた事からも、両者の方向性の違いが窺える。
現在、タイムを競う為に重要だった公式サイトは消滅。さらにバンダイがドメイン放棄をした結果、全く無関係な18歳未満はお断りなサイトに使われてしまった。