概要
女性の上半身に毛深い蜘蛛のような胴体を持つアラクネ系統の魔物で、温厚な種族が多いジパングでは珍しく凶暴なため、大百足と並んで「怪物」と恐れられている。
主に人里離れた山奥で生活するが、時折男目当てに人里まで姿を見せることもあり、気に入った相手はそのまま連れ去って無理やり伴侶にしてしまう。
時折立ち向かう者もいるが、ほとんどの傷は即座に再生してしまう上、その血には高濃度の魔力が溶け込んでおり、切り付けて浴びようものなら女性はそのまま同族へとなり果ててしまう。
アラクネ属の魔物として、彼女達も糸を放出できる。ウシオニの糸は荒縄のような太さと質感を持つ。反面、原種のような細やかな糸を出すのは苦手。
『図鑑』に描かれた個体(メイン画像参照)には眼帯のようにお札が貼られているが、これは強すぎる性欲を押さえ込むためのもの。