大百足(魔物娘図鑑)
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おおむかで
大百足とは『魔物娘図鑑』に登場する魔物の一種である。
人の胴周りほどもある巨大かつ長大なムカデの下半身を持つ魔物娘。
主にジパング地方の洞窟や森林、山岳地帯を住居とする。暗くて湿り気のある場所が好き。
上半身の女性部分は艶やかで美しくも陰のある佇まいである。
その気質は陰気であるが、人間の男性を見つけると瞬時に襲いかかり交合に持ち込もうとする凶暴性を備える。
そのために心地よい住居を離れ、人里まで男性を求めて降りてくることがある。
ムカデの魔物らしく、体内に毒を持ち、上半身の毒腺からそれを分泌する。この毒は痺れを伴う快楽と脱力をもたらす。
これを使って彼女達は男性を我が物とする。力を失った男性に巻き付き、無数の脚で捕まえてしまう。
自分のものとみなす男性に対する執着心は凄まじく、一度捕らえればもう二度と放そうとはしない。
偏執的なまでの交わりにより毒と快楽を相手の男性を注ぎ込み、想いを遂げようとする。
弱点は人間の男性の唾液。ヒトの男性の唾液は彼女達の毒液と魔力的な反応を起こし、大百足自身にもその効果を及ぼす別種の毒へと変化する。
それを口や陰部から取り込むことで強烈な快感が大百足を包み込む。大百足の中にはあえて自分から男性に口づけする等して唾液を求める者もいる。
毒腺部分も敏感で、ここを舐められると、直接体内に唾を取り込んだ時ほどではないものの、快感を全身に感じる。
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