概要
ゴキブリの性質を持つ昆虫型の魔物。太古の世界から生き延びてきた歴史は図鑑世界でも共通。
「悪魔の蟲」の異名を持ち、種族名もこれに準じたものになっている。
湿気の強い暗所を好み、洞窟や屋内に隠れ潜む。人の建築物では床下のほか、屋根裏や倉庫もかっこうの住処である。
魔物娘として、デビルバグは人間の少女ほどのサイズを持つ。
にもかかわらず隙間の無いはずの家であろうと、小さな家であっても住人に気付かれることなく侵入を果たし居つのまにか生活している。
言葉を操るほどの知能を持つが、その思考は生殖と食欲に常時染まっており、常に本能に突き動かされる形で行動する。
淫魔として人間の男性の精を好むが、それ以外でも、ゴキブリが食えるようなものならなんでも食べる。
身体能力、特に移動速度には目を見張るものがあり、持久力も無尽蔵。触覚による嗅覚も鋭敏である。
精のほか、汗や垢の臭いにも敏感なため、デビルバグとの遭遇を避けたい場合は体と部屋を清潔にしておく必要がある。
ひとたび男性の存在を嗅ぎ付ければすぐさま接近し組み伏せ、とめどなく交接し続ける。夫を得ていないデビルバグは同族同士で交わり、あるいは自慰を行い続けることで発散する。
常に群れで行動し、一体が居るなら他に三十体は確実に居る、とされている。一体のデビルバグに捕まる、ということは群れ全体の交接相手になることを意味する。
自分を交尾相手と認識した数十の魔物娘から逃れることは不可能に等しい。ハーレムを作る魔物娘の一種であるが、他と比べて親子、という概念に乏しい。
生まれた娘もある程度成長すると自分の父親を生殖相手と認識し交合に加わることになる。
この背景からくる生殖力は凄まじい。「一番数が多い魔物はやっぱりスライムなんですか?」というファンに対し、原作者は「ラージマウスかデビルバグなんじゃないかと思います。」と答えている。
魔物娘図鑑SS投稿所で発表されているデビルバグ登場作品でも、急速に増加しまくった結果洒落にならない事態になることが少なくない。