概要
蜚蠊(ゴキブリ)之形を含んだ女の子。
ゴキブリは民家の中に住み着く昆虫の中では比較的大型で、表面を覆う油によって艶のある、黒や暗褐色の平べったい身体に長い触角をもち、暗所から暗所へ素早く移動する。
環境汚染に強い生命力を持ち、たくさんの卵の入った卵嚢を産むために繁殖力が極めて強く「1匹見つけたら100匹はいる」ともいわれるため、吸血や直接的な毒などの害はないのに関わらず一般的に非常に嫌われている。
食品や食器や放置しておくと、表面に張り付き歩き回って食べることで病原菌を撒き散らす衛生害虫であり、退治しようとすると羽根を広げて飛びかかってくることもありさらに恐れられている。
しかし、そんなゴキブリであっても、創作作品では次々と女の子への擬人化が行われている。
恐れられているとはいってもそれは主に文化的なものであり、逆に人間社会に近すぎるがゆえに愛着を持つ者もいるのである。
艶のある翅は女性の黒髪に見立てられ、長い触角は特大のアホ毛として描写されることとなる。
また恐怖は畏怖へと変わり、艶がエナメル革製の衣装に解釈され、邪悪で強力な女怪人として描写される場合もある。
関連タグ
デビルバグ フェローチェ 黒羽いつき ごきにゃん ゴキうらら
日本の創作では上記のもの以外では、1987年の実写・アニメ映画『ゴキブリたちの黄昏』、漫画作品ではアフタヌーンで1996年から1999年まで連載していた『二軍(ファーム)昆虫記』、イブニングで2009年から2011年まで連載された『害虫女子コスモポリタン』などでメインキャラクターとして、 『ラストマン』では女怪人として登場している。