概要
ラストマン(漫画)とは、20世紀末に江川達也がヤングマガジンで連載していたバイオレンス&セカイ系ヒーロー漫画である。江川達也が少年時代に熱狂した仮面ライダーへのオマージュを見せる一方、強殖装甲ガイバーやBASTARD!!と言った作品や、当時流行した新世紀エヴァンゲリオン等のセカイ系の影響を受けた点もあった。
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STORY
ある事情で姉弟で暮らす中学3年生の姉大森愛と小学3年生の弟大森正義の前に、全裸の少年が倒れているのを見つける。少年は記憶喪失かつ幼児並の知能しかなく、2人は少年をマコトと名付け、面倒を観る事を決意する。
愛の中学校に通う事になったマコトは、短期間で中学3年生並の知能と知恵に成長し、周りを驚かせる。
時を同じく、怪奇な殺人事件が多発し、それは世界征服を企む「愛と平和の秘密結社」ラブ&ピースが改造・製造したバイオノイド怪人の為業だった!そして、マコトの正体は、ラストマンと呼ばれる最強のバイオノイドであった! 最初の刺客・怪奇クモ女に襲われ、マコトは無意識にラストマン・マコトに変身。その時点では蛹の状態だったが、真の力が覚醒し、その姿はクワガタムシを思わせるものだった!
こうして、マコトとラブ&ピースの果てしない戦いの幕が上がるのであった。
CHARACTER
主人公サイド
ラストマン・マコト 大森マコトが生命の危機や怒りに反応して変身。その容姿はクワガタムシを連想する。最強のバイオノイドだけあって、正にゼオライマーに匹敵する強さと生命力を持つ
秘密結社ラブ&ピース
大首領ピースラブ
バイオノイド怪人 バイオサイボーグやクローン等多種に渡る為、「バイオノイド」と便宜上記載
怪奇クモ女 ラストマン・マコトの最初の対戦相手にして犠牲者
恐怖ワシ男
残忍カマキリ女
ハンゴウ男
怪奇ヘビ女
ハゼ女
猛毒サソリ女 バイオノイド怪人で元の人間に戻れた最初の例
宿敵カブトムシ男 ラブ&ピースでラストマン・マコトと最後に対決した強敵バイオノイド怪人。
関連作品
仮面ライダー・本作の怪奇性は旧1号編からのオマージュと言える
冥王計画ゼオライマー・原作漫画版、OVA版両方該当
強殖装甲ガイバー・今や収束の付かない大作
BASTARD!!・ガイバーと同様、人間の暗黒面を追求し過ぎた為、収束が付かなくなった
新世紀エヴァンゲリオン・セカイ系の原点
魔法少女まどか☆マギカ・ある意味ラストマン(漫画)の後継作品