集英社の少女漫画「りぼん」に掲載および、平成17年(2005年)10月から平成18年(2006年)9月までテレビ東京系でアニメ化もされていた作品『アニマル横町』に関するイラストに付けられるタグである。
※注意
アニマル『横町』であって、アニマル『横丁』ではないので投稿の際は注意されたし。
解説
この物語は人間世界に住むあみちゃんと、動物たちの暮らすふしぎな世界『アニマル横町』をつなぐトビラから現れる動物達とのふれあいを描いた、ほのぼのドタバタギャグ漫画である。略称はアニ横。
本作はマイナーな作品と位置付けられているが、連載は既に10年を突破し、ユニークなキャラクターなども相まって、根強い人気を誇っている。
一見すると普通のほのぼの漫画のようだが、「ケモノ」「女の子」「男の子」「パロディ」「原作者」など、
『オタクの心』を刺激する内容が多くちりばめられ、「作品自体がネタにしてくださいと言っているのではないか?」と思わずにはいられない作風が最大の魅力にして特徴である。
でも、れっきとした少女漫画である。
また一部に、擬人化形態(人間バージョン)または動物形態を持つキャラクターが公式に存在しているのも大きな特徴と言える。
※かと言ってオリジナルを描いてはいけないわけではないので、心にとどめておくのみでOK。
人物紹介。(レギュラー編)
あみ
主人公にして幼稚園の生徒会長も務める、ツッコミ担当の永遠の5歳児である、人間の女の子。
やたらとレトロなネタに敏感なファンタジスタガールである。本名・松崎亜美。12/15生まれ。
名前の由来は作者・前川涼の母の友達の孫から。
5歳のはずなのに色々なことを知っているため、度々アニ横トリオからは「お前本当はいくつなんだ?」等と言われている。だが前川はきちんと「5歳ですよ」と言っている。
※公式動物バージョンはネコになる。 (CV:江里夏)
イヨ
この作品最大のトラブルメーカーである、最終鬼畜ウサギさん。
多くの必殺技を持ち、いつもみんなを振り回す。ちなみにファンの人気ナンバー1。1/4生まれ。
名前の由来は女性タレント・松本伊代から。
寂しくなると死ぬ(幽体離脱)、耳から何かがでる、耳が取れる等、本当にウサギなのかどうか分からなくなっている。
※公式人間バージョンは金髪の女の子の姿になる。 (CV:宍戸 留美)
イッサ
いつもは温厚。でもちょっぴり腹黒なところがある、ほのぼの担当のパンダさん。
毎回、あみちゃんと一緒にアニ横のタイトルを飾るのが主な役割である。11/23生まれ。
名前の由来はヒップホップダンスボーカルユニット・DA PUMPのISSAから。
可愛い顔をしているが、実はかなりの毒舌家であり、漫画では誕生日のことでイヨとケンタにイチャモンをつけられて、それに怒ったイッサは、目の黒い部分を回転させ、通称「黒イッサマン」になり、次々と毒舌を連発し、あみ・イヨ・ケンタを撃沈させた。
パンダであるため、、漫画では「絶滅」ネタや「ワシントン条約」ネタが使われている。
※公式人間バージョンは中性的な顔立ちの男の子になる。茶髪。 (CV:佐藤 ゆうこ)
ケンタ
毎回何かといじられる、ツッコミ担当で赤いマフラーがトレードマークのいじられっ子のクマさん。5/6生まれ。
名前の由来は前川が名前を考えていた最中に流れていたケンタッキーのCMから。
マフラーはケンタのおばあちゃんがくれたものらしい。
マツモトさん(後述)に漫才の弟子入りをしている。
単行本の表紙に一度もまともに出られたことがない不遇っぷりが、見事にキャラを引き立てている。
※ちなみに公式人間バージョンだけはダントツの人気を誇っている。 (CV:永澤 菜教)
ジャン・トラード・タケオ六世
ヤマナミさん
多くのビジネスをこなし、ハンドメイドの全身タイツを着こなす、
謎多き、アニマル横町屈指の最強サラブレッドである。
毎年クリスマスには、アニ横サンタとしてプレゼントを運んでいる。アニ横サンタは、プレゼントをあげる→部屋にあるものを物色→とってきたものを次の子供のプレゼントにする、といったプレゼント交換と大して変わりのない方法を使う。そのためあみはあまり喜ぶことができず、ヤマナミさんはあみを喜ばせるために毎年策を練っている。でも喜んで貰ったことは1度もない。
漫画では4巻から毎巻、「It's ヤマナミSHOW!」をしている。 (CV:堀内 賢雄)
アニ横住民たち
まっち&ピッチ
読者募集により誕生した、マルチなフリーターコンビ。
ちなみに、性別は共に女の子である。まっちは4/4生まれ。ピッチは不明(まっちに拾われたから)。
まっちは関西弁が特徴。
まっち(CV:加藤 奈々絵) ピッチ(CV:鈴木 菜穂子)
ガル
同じく読者募集により誕生した、高飛車(たかびー)なトラ。「さん」を付けないと怒る。
アニメ化時は何故か出番がなく、当時の依存キャラの中で唯一声優が与えられなかった。
その代わりなのか、サブキャラで唯一人間バージョンを描いてもらったことがある。
リエちゃん
「でち」が口癖のかわいらしい幼いネズミちゃん。
主にゲームで活躍した。イヨとケンタが怖いから苦手らしい。10/1生まれ。 (CV:大浦 冬華)
弥生くん
内部で弥生くん?が操縦する…たぶんコアラ。3/3生まれ…らしい。
弥生くん(CV:伊藤 静) 弥生くん?(CV:羽多野 渉)
マツモトさん
『徳』のオーラを放つ、謎のキリン(?)。
ケンタの漫才の師匠である。 (CV:羽多野 渉)
Mr.のんこちゃん
イヨの飼っている普通のカメ。梅雨時はカビだらけになる。6/23生まれ。 (CV:福原 香織)
男牛
読者募集により誕生した、BSE感染歴有りの牛。
ツッコミ担当かと思われたが、実はボケキャラらしい。
シマ子さん
アニメオリジナルキャラクターである、ファッションリーダーのシマウマ。 (CV:高乃 麗)
マグロの抱き枕
イヨ愛用の生臭さが特徴の抱き枕。 (CV:羽多野 渉)
しゃちほこ
しゃちほこ。 (CV:羽多野 渉 と 鈴木 菜穂子)
人間キャラ
くーちゃん
ファンからの信頼も厚い、あみちゃんの友だちの天然っ娘。本名・竹田久美子。5/21生まれ。
名前は前川の母の友達の子(妹の方)から。
ケンタが惚れているものの、本人が人形と思ってしまっているため、進展はない。
ヤマナミさんが苦手。理由は漫画とアニメで違い、漫画だと1度食べたものは食材にしか見えないらしく、可愛くないから。アニメだと、幼い頃、馬屋に迷い込んで、馬に近寄ったら噛まれた事があったから。 (CV:福原 香織)
また、柊つかさ(声優も同じ)に非常によく似ていることが運命的なものを感じさせ、ファンの間で大きな話題を呼んだこともある。
光くん
あみちゃんの弟の1歳の赤ちゃん。
ケンタに非常によくなついている。本名・松崎光太郎。10/26生まれ。
名前の由来はあみと同じ。
(CV:大浦 冬華)
あこ先生
牛乳が大好きな、あみちゃんの通う幼稚園のメガネっ娘の先生。本名・青森あこ。 (CV:伊藤 静)
タケル
口下手でシャイな男の子。あみちゃんとの出会いで、少しだけ心を開いて友だちとなった。 (CV:大浦 冬華)
原作者サイド
前川涼
この漫画の原作者にして創造神。12/21生まれ。
本来、原作者サイドの人々は物語には絡むことはないが、
この漫画では、彼らもまた漫画の登場人物として、受け入れられている。
この漫画の人物設定のほとんどが前川に絡んでいて、特にあみ・光くん・くーちゃんに関しては前川の知人から勝手にとっている。
前川(姉)
前川涼の姉であり、原稿のトーン担当。
単行本のオマケ漫画のみの登場であるのだが、何故かファンの人気は高い。
成さん
6/29生まれのミニチュアダックス(シルバーダップル)のメスであり、前川涼のアニ横連載時からの愛犬。
前川家ではお姫様というポジションである。
小豆さん
11/13生まれの成さんの妹分であるチワワちゃん。
成さんと同じく、前川涼の愛犬にしてお姫様である。
T氏
前川涼の初代担当。愛称はトミー。
エリート
トミーの後を継いだ、二代目担当。ケンちゃんが好きらしい。
若(わか)
エリートの遺志を継いだ、三代目担当。非常にオタクな方であるらしい。
前川涼の短編作品
アニマル横町連載以前に描かれた作品であり、単行本1~4巻にそれぞれ収録された。
恋は大騒ぎ
アニ横第1巻に収録。
主人公は吸血鬼の血を引いており、人間離れしていく自分に苦悩しながらとある男の子に想いを寄せるお話です。
ラブリー
アニ横第2巻に収録。
最初のプレゼントは、たった300円の愛。愛すべきバカップルのお話です。
ぼくらの物語
アニ横第3巻に収録。
童話作家になりたい男の子を応援したい、一途な女の子のお話です。
どきどき
アニ横第4巻に収録。
幼馴染との失恋にショックを隠せない主人公と無邪気に接する男の子。
ココロのどきどきを感じてみたくなる作品です。
関連イラスト
全員集合
擬人化
左:姉と原作者 右:ガルたんとまっち