概要
特殊部隊「サーカス(Thou-Cus)」が運用する「サウザンド・カスタム」シリーズの1機に数えられるモビルスーツ。パイロットはゴードン・ヌブラード。
宇宙空間でも有効な攻撃方法である「大質量物体を用いた質量弾」を主観に置いて開発された機体。
質量弾による攻撃についてまわる「弾切れ」に対する回答として、敵を捕らえて弾とするという奇策を用いる事で弾をほぼ無制限に作り出す事に成功しており、これによって高い継戦能力を発揮する。
その機能は巨大な左腕部に集約されており、モビルスーツ1機を振り回すだけのパワーを有する他、Iフィールド・ジェネレーターを装備しビーム攻撃を無力化する事も可能など、この左腕自体がディキトゥスの小型版とも言える物となっている。
この左腕で敵を捕らえ、そのまま投げつける事で質量弾とする(その際、捕らえた機体のパイロットは腕を振り回した際のGで絶命する事になる)が、捕らえた機体を物理的・心理的な「盾」として使う事も可能。
奇想兵器たるサーカスの中で、特に敵の心理を突く事に長けた機体であるとも言え、その戦法は敵パイロットに対して「恐怖」を伝播させる。
右腕にはビーム・チェーンソーとマシンガンを組み合わせた複合武装チェーンソー・ガンを装備する他、Iフィールド・ジェネレーター以外にも膝部サブアームに搭載されたビーム・シールドによって防御の隙を無くしている。このサブアームに搭載された発生器は非常に高圧のもので機体の上半身前方を丸々覆う事が出来る他、高出力ビームサーベルとしても運用可能。
サウザンド・カスタムの中で大型の部類に入る異常特化機であるが、遠近中距離戦闘、実弾・ビーム防御の装備を備え、トータルバランスに優れた機体であるとも言える。