師匠(転剣)
おやばかむきぶつ
CV:日野聡
概要
元々は現代日本のオタクの社会人だった。享年30歳。男性。
交通事故で死亡後、何故か異世界で剣に転生した。
生前の記憶はあるが名前だけが思い出せず、魔剣の銘も不明なため、フランから「自分を鍛えてくれる人」という意味で師匠と名付けられた。
生前からポジティブな性格だったようで、何事も前向きに捉え、細かい事は気にせず行動に移す事が多い。
一方で、剣という無機物へと転世した為、食事や睡眠を必要とせず、女性への関心も薄い(ちなみに前世では巨乳好き)。また、殺傷行為についても全く気にならなくなっている。
魔剣としての彼は、
『伝説の存在である「インテリジェンス・ウェポン」と呼ばれる知性を持つ武器である』
『魔物の体内の「魔石」を吸収することで自己進化したり、倒した敵のスキルを習得することができ、取得、成長したスキルを装備者と共有することもできる』
ということ以外、詳細は不明。
ただし、書籍版第3巻終盤で、何らかの強大な力を持つ存在が封印されていることが明らかになっている。
手足に類する器官は持ち合わせていないが、「念動」のスキルを駆使する事で、自在に空を飛び、物を動かす事が可能。
特に最大限に魔力を込め、念動の力を爆発させる事で加速した体当たりは「念動カタパルト」と呼称しており、ここ一番の必殺技として扱われている。
戦闘だけでなく、生活面(主に料理)などでも多彩なスキルでフランを手助けしている。
フランのために現代日本の料理をふるまうことが多く、それにより実はこの世界にカレーをもたらした張本人でもある。
保護者としてフランのことは大事にしており、男性が近寄ってきたりすると「フランはやらん」とすぐに警戒する親バカ。
それ故に、フランの生命に関わる危険性を察知すると、途端に逃走を模索するなど普段と真逆のネガティブ思考を見せる(そして大抵の場合、フランの「まだ行ける!」という覚悟と気迫に根負けする)。
なお、正体が下手にバレると、その希少価値から自分やフランが狙われる危険があるため、表向きはただの魔剣としてふるまっている。
またサイズに関しては、バスターソードくらいに勘違いされる事もあるが、これは対比となるフランが小柄かつ、背中に背負うようにして運んでいるためで、実際はロングソード程度の大きさである(メイン画像参照)。