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転生したら剣でした

てんせいしたらけんでした

「転生したら剣でした」とは棚架ユウによる小説である。
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概要

2015年より小説家になろうで連載されているファンタジー小説。原作は棚架ユウ。
2016年にマイクロマガジン社のGCノベルズで書籍化された。イラスト担当はるろお
幻冬舎の無料Web漫画雑誌『デンシバーズ』にて2016年より丸山朝ヲによる作画で漫画版も連載し、単行本も出ている。
2018年10月時点で小説版は6巻、漫画版は4巻まで刊行。
短編小冊子等の特典の付いた特装版も出ている。

ファンの間や、Pixivタグで使われている略称は「転剣

※本項では、書籍版の内容を基本とします。

主人公が謎の魔剣転生するという、「異世界転生」の一種「無機物転生」を題材としており、相棒の少女と共に旅をし、旅先で様々なトラブルに巻き込まれたりしながらお互いに強くなっていくというロードムービー的な要素も兼ね備えている。
そのためか、レギュラーキャラクターは主人公一行3名のみと極めて少ない(準レギュラー的キャラクターはそれなりにいる)。

また、主人公たちは周囲から見れば十分すぎるほど規格外の強さを持っているのだが、世界でも屈指というほどではなく、自分たち以上の強敵と戦うことも多いため(書籍版で言えば各巻のボス戦など)、苦戦する場面が多いのも特徴。

あらすじ

現代日本の社会人だった主人公は、交通事故で死に、気が付くと異世界に転生していた。しかも平原にある台座に突き刺さった正体不明の剣として‥‥。

自力で浮遊し、倒した魔物の「魔石」を吸収する事で成長することが判明した為、しばらくは成長するために魔物狩り三昧の日々を送っていたが、ふとしたことから魔力を吸収する「枯渇の森」の地面に刺さり、動けなくなってしまう。

途方に暮れていたところ、魔物に襲われている奴隷商人の一団が通りかかる事態が発生。
商人の盾にされて次々と奴隷は殺されていくが、最後に残った黒猫族の奴隷の少女が「剣」を抜き、「剣」は少女に自分のスキルを貸し与える事で魔物を倒す事に成功する。
だが生き残った奴隷商人が「剣」を無理矢理取り上げようとしたため、怒った「剣」は商人を殺害し、奴隷契約書を破壊して少女を奴隷から解放する。

商人から取り上げられていた名前「フラン」を取り戻した少女。
彼女は黒猫族の悲願である「進化」を果たすために強くなりたいと願っていた。フランを気に入った「剣」は彼女の力になることを誓う。
こうして、フランと彼女に「師匠」と名付けられた「剣」は、冒険者となって互いに強くなるための旅を始めるのだった。

主な登場人物

※CVは書籍版5巻特装版付属のドラマCDのもの

主人公一行

CV:日野聡
物語の主人公。現代日本のオタクの社会人が魔剣に転生した。享年30歳。男性。親バカ
個別該当記事を参照。

CV:水瀬いのり
もう一人の主人公獣人の一種である「黒猫族」出身の猫耳少女。12歳。
個別該当記事を参照。

  • ウルシ
あるダンジョンのトラップでフランとはぐれてしまった師匠が、彼女の探索のために所持していた召喚スキルを使って呼び出したの魔獣。性別はオス。
召喚当初は「オニキスウルフ」という牛サイズの黒い狼だったが、慌てた師匠が魔力をこめすぎて召喚したため暴走しかかってしまい、暴走を鎮めるために「名付け」という契約を施すことでさらに二回りほど大きい「ダークネスウルフ」というレア魔獣に進化した。
名前の由来は、漆黒の毛並から連想した「」から。
フラン救出後、正式にフラン(と師匠)の従魔(冒険者が使役する魔獣)となる。
大型犬サイズまで体を小さくすることができ、普段はこの姿か、スキルの力でフランの影の中に入っている。
多彩なスキルと魔法を操るため、単純な戦闘行為はもちろん、影に潜んでの偵察や奇襲、フランを背にのせて空中を歩行したりと、様々な場面で師匠とフランをサポートする。
また、言葉こそ喋れないが非常に頭がよく感情表現も豊か。段々と言動(?)が犬っぽくなっている節がある。
師匠のカレーが好物だが、フランと違い激辛を特に好む。

アレッサの街

  • ネル

アレッサの街にある、冒険者ギルドの受付嬢。笑顔が似合う美人なお姉さんキャラで、初対面のフランに対して、(色々な意味で)戸惑いながらも丁寧に対応を行った。
受付嬢としては非常に有能かつ多才らしく、フランが持ち込んだ膨大な魔獣素材を、後輩の手伝い付きとはいえ僅か10分で査定し、適正な値付けを行ってみせた。
後々、フランと宿が一緒になった事が切っ掛けで親しくなり、アレッサ滞在中は良き友人関係を築いていた。
一方で笑顔の裏ではかなりの毒舌キャラであり、粗暴な傭兵崩れの冒険者や、ギルドに嫌がらせをする騎士団を蛇蝎のごとく嫌い、殺気混じりで「死ねばいいのに」と小声で呟いたりもしていた。

漫画版では毒舌キャラが強調されている。また、巨乳メガネっ娘属性が追加された。

  • クルムト
アレッサ冒険者ギルドのギルドマスター。ウッドエルフで職業は大精霊使い。
年端もいかないフランが冒険者として登録してすぐに常識はずれな活躍をするうえ、自分の力の秘密(正確には師匠の正体)を内緒にしているため、疑念を抱きつつも功績には冒険者のランクを特例で上げたりと、正当に評価している。
ただし、それにより他の冒険者にロリコン疑惑を囁かれて頭を抱えたりする苦労人。

  • ガルス
様々な地を渡り歩くドワーフの鍛冶師。「神眼」という特殊なスキルを持っており、その力で師匠がインテリジェンス・ウェポンであることを見抜いた。
師匠とフランに興味を持ち、フランの防具や師匠の鞘を作ったり、相談に乗ったりと、まだ駆け出し冒険者だった彼らに協力した。
フランがアレッサを旅立つのに合わせて再会を約束して別ルートで旅立ったが、あと少しのところですれ違ったりと、なかなか再会が叶わない。

フィリアース王国

  • フルト、サティア

物語の主な舞台である「クランゼル王国」と、敵対している軍事国家「レイドス王国」の間にある小国「フィリアース王国」の第6、第7王位継承者の双子。クランゼルを訪れていたところ、港町ダーズでトラブルに巻き込まれフランに助けられた。
フィリアースの王族は神剣の一つ「魔王剣ディアボロス」の加護を得ており、二人も限定的だが悪魔の力を使役することができる。
力を使う時はともかく、普段は身分をあまり気にすることない気さくな性格で、フランともすぐに打ち解けた。フランにとっては初めての同年代の友達

高ランク冒険者

  • 『鬼子母神(きしもじん)』アマンダ

CV:根谷美智子
アレッサの街最強の冒険者で、国内にも数人しかいないランクA冒険者(フランはこの時点でランクD。ちなみに一番下はランクG)。ハーフエルフで見た目は若いが58歳。
孤児院を経営して多くの子供に慕われており、「子供の守護者」という称号まで得ている。大の子供好きでフランともすぐに打ち解けている。
師匠がウルシを召喚した時に近くにいたことから、師匠の正体を知る数少ない一人となった(アマンダは「言いたくないなら構わない」と言ったが、アマンダに秘密を作りたくないフランの意向で正体を明かした)。
フランがさらなる修行の場を求めてアレッサを離れることになった際、ついていこうとしたが、隣国への抑止力としてアレッサから長期間離れられないため、仕方なく断念した。

フラン達には語っていないが、実はフランの亡き両親は彼女の孤児院出身であり、生まれたばかりのフランとも一度会ったことがある。
フランがその時の赤ん坊であることに気付いており、再会時に引き取ることも考えたが、すでに自立していることと師匠がそばにいることからそれは諦め、時には良き先輩として、時には超えるべき「壁」として、彼女なりのやり方でフランを陰ながら支えている。

漫画版では原作以上にフランを心配しているのか、偶然を装って彼女に付きまとうようになり、フランは当初、苦手意識を持っていたが、模擬戦を機に少し打ち解けている。また、フランと初めて会ったときに「何か」(おそらく、上記のフランの素性)に気付いている素振りを見せている

  • 『皆殺(みなごろし)』のジャン・ドゥービー
CV:柿原徹也
魔族の死霊術師(正確な職業は冥導師)。ランクB。
黒いローブ姿に「ふはははは!」とすぐ高笑いを上げたりする言動など、どう見ても怪しい悪の死霊術師なのだが、根は善人。
普段のやたら尊大な態度は単なるである。
職業上、死体が大量に出る戦場で(配下を大量に作れるため)真価を発揮する。そのため、戦時下ではランクA扱いになり、二つ名もそこから呼ばれる。
アマンダが何らかの事情でアレッサを離れるときには、留守を任されたりする。
また、「魂魄眼」という特殊なスキルの保持者で、ガルスと同じく師匠の正体を見破った一人。

  • 『百剣(ひゃっけん)』のフォールンド・アーノンクル
CV:岩澤俊樹
ランクAの「天剣士」。
「剣神の寵愛」というエクストラスキルの効果で、一度でも触れた魔剣を大量に複製したり、打ち出すことができる。その能力ゆえに、自分も複製されるのではと、師匠は少し警戒している。
無口無表情な上に威圧感のある顔のため、初対面の相手によく怖がられたり誤解されるという欠点がある。

  • 『鉄爪(てっそう)』のコルベルト
ランクBで「鋼拳士」という格闘家系の職業。
気さくな性格で冒険者の中で顔も広い、男気溢れる好漢。
美味い食べ物に目がなく、フランから貰った師匠の料理に感動し、港町バルボラの料理コンテストに出場したフランに協力した。
デミトリス流武術という流派の使い手。

  • フェルムス
港町バルボラにある料理屋「竜膳屋」のオーナー。元ランクA冒険者の凄腕料理人。現在63歳だが、とてもそうは見えない所謂ナイスミドル。冒険者としての職業は操魔糸士。その名の通り無数の糸を自在に操って戦う。冒険者は引退しているものの、その強さはいまだ健在。

獣人国関係者

  • 『獣王』リグディス・ナラシンハ

海の向こうにある「獣人国」の王。種族は「赤猫族」。父である先代獣王をクーデターで倒して王位を簒奪している。よく言えば豪快、悪く言えば粗雑なバトルマニア。ウルムットの街に武闘大会に合わせて訪問した。
劇中でも最強クラスの能力の持ち主で、フランと初邂逅した時は、軽く殺気を当てただけで一度は彼女の心が折れてしまったほど。冒険者でもあり、ランクは最高位のS。
当初はその言動や、後述のキアラへの先代獣王の仕打ち、父を殺したという経緯からウルムットの有力者やフラン達から敵視されていた。
しかし、それは誤解であり、実は親黒猫族派。クーデターを起こしたのも、少年時代、王城の奴隷にされていたキアラに命を助けられたことを機に黒猫族を差別する当時の体制に疑念を抱き、その事で父と対立するようになったというのが真相。現在は黒猫族を奴隷にして売り飛ばすことを禁じ、それを守らない青猫族の奴隷組織を壊滅させたり、キアラをはじめとする黒猫族を保護したりしている。
ゼフメートとの一件で自分に向かってきたフランに興味を抱くようになり、「進化」に成功し武闘大会入賞まで果たしたフランをすっかり気に入り、便宜を図ったりしている。
15歳の「お転婆(本人談)」な娘がいる。

  • ゼフメート
獣人の一種族「青猫族」で構成された傭兵団「青の誇り」のリーダー。心優しく誠実な性格。
青猫族は遥か昔の確執から、(当時の獣人国の保護もあり)黒猫族を捕まえては奴隷にして売り飛ばすという奴隷商売を続けている一族。しかし、それが行き過ぎて他の獣人族からもやり過ぎと思われだしており、獣人内での地位が低下しだしている。
ゼフメートはそうした風潮を嫌がり、青猫族も変わる必要があるという信念を持っており、黒猫族であっても見下さない。フラン曰く「初めて見たクズじゃない青猫族」。武闘大会でフランと戦い、敗退している。
しかし、「青の誇り」の実態は、何も知らないゼフメートを隠れ蓑とした奴隷売買組織であり、彼の妹をはじめとした他の団員も黒猫族を人間扱いしない典型的な青猫族ばかりであった。
そのため「青の誇り」はリグディスの粛清の対象となってしまい壊滅。ゼフメートは裏切られたと知っても仲間を見捨てられず彼らをかばおうとしたためリグディスに殺されかけ、フランに間一髪で助けられた。
その後は罪には問われず、リグディスの側仕えとして再出発することになった。

  • キアラ
黒猫族の元冒険者の女性。現在68歳。
50年以上前に進化を目指してウルムットで活躍していた。黒猫族でありながらかなりの実力者であり、現在の冒険者ギルドのマスターであるディアス達ウルムットの有力者も彼女の事を覚えている。その後、先代の獣王の配下に捕らえられ、他の黒猫族の恫喝のために王城の奴隷に落とされていたが、敵国により王城に送り込まれた魔獣をモップ一本で倒し、命を救われた幼いころのリグディスが彼女に弟子入りし、彼がクーデターを起こす遠因となった。
さすがに現在は年には勝てず、寝込むことも多くなったが、獣王たちの師として種族を問わず多くの獣人に尊敬されている。

関連タグ

小説家になろう
異世界転生

外部リンク

『転生したら剣でした』 |小説家になろう
『転生したら剣でした』 |デンシバーズ

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