※特に記述がなければ、CVはアニメ版のもの。「ドラマCD版」とあれば、書籍版5巻特装版付属のドラマCDのもの
主人公一行
子連れ魔剣な転生者 師匠
物語の主人公。現代日本のオタクの社会人が魔剣に転生した。享年30歳。男性。親バカ
個別該当記事を参照。
黒猫族の少女 フラン
もう一人の主人公。獣人の一種である「黒猫族」出身の猫耳少女。12歳。
個別該当記事を参照。
眷属の狼 ウルシ
CV:後藤ヒロキ
フラン(と師匠)の従魔(冒険者が使役する魔獣)となる狼の魔獣。性別はオス。
名前の由来は、漆黒の毛並から連想した「漆」から。
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アレッサの街
アレッサの受付嬢 ネル
CV:大久保瑠美
アレッサの街にある、冒険者ギルドの受付嬢。
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抑え役のギルマス クリムト
CV:羽多野渉
アレッサ冒険者ギルドのギルドマスター。ウッドエルフで職業は大精霊使い。
年端もいかないフランが冒険者として登録してすぐに常識はずれな活躍をするうえ、自分の力の秘密(正確には師匠の正体)を内緒にしているため、疑念を抱きつつも功績には冒険者のランクを特例で上げたりと、正当に評価している。
ただし、それにより他の冒険者にロリコン疑惑を囁かれて頭を抱えたりする苦労人。
神眼持ちの鍛冶師 ガルス
CV:辻親八
様々な地を渡り歩くドワーフの鍛冶師。「神眼」という特殊なスキルを持っており、その力で師匠がインテリジェンス・ウェポンであることを見抜いた。
師匠とフランに興味を持ち、フランの防具や師匠の鞘を作ったり、相談に乗ったりと、まだ駆け出し冒険者だった彼らに協力した。
フランがアレッサを旅立つのに合わせて再会を約束して別ルートで旅立ったが、あと少しのところですれ違ったりと、なかなか再会が叶わない。
フィリアース王国
物語の主な舞台である「クランゼル王国」と、敵対している軍事国家「レイドス王国」の間にある小国「フィリアース王国」の第6、第7王位継承者の双子の王子と王女(姉弟なのか兄妹なのかは不明)。クランゼルを訪れていたところ、港町ダーズでトラブルに巻き込まれフランに助けられた。
フィリアースの王族は神剣の一つ、悪魔を使役する能力を持つ「魔王剣ディアボロス」の加護を得ており、二人も限定的だが悪魔の力を使うことができる。
力を使う時はともかく、普段は身分をあまり気にすることない気さくな性格で、フランともすぐに打ち解けた。過酷な幼少期を送ってきたフランにとっては初めての同年代の友達。
シードラン海国
島国「シードラン海国」の第一王女。国民を大事にしておりスラム街への福祉政策に力を入れており、民衆に慕われていた。
重税などで民を虐げ、国をレイドス王国に売り飛ばそうとする兄のスアレス王に反発し、異母妹のミリアムと共にスラムに潜伏し、反撃の機会をうかがっていた。
その最中、トラブルでシードランに流れ着いたフルトとサティアが兄に捕まり、レイドスに引き渡されようとしているのを知り、フルト達に同行していたフランに接触、ついに蜂起する。
フランやスラムの市民たちの協力でクーデターは成功。女王に即位し、国を立て直す。
高ランク冒険者
『鬼子母神(きしもじん)』アマンダ
国内にも数人しかいないランクA冒険者。ハーフエルフで見た目は若いが58歳。
個別該当記事を参照。
『皆殺(みなごろし)』のジャン・ドゥービー
魔族の死霊術師の上位職:冥導師。ランクB。
黒いローブ姿に「ふはははは!」とすぐ高笑いを上げ、良い素材になりそうという言い回しで人を褒めたりする言動など、どう見ても怪しい悪の死霊術師なのだが、根は善人。
普段のやたら尊大な態度は単なる素である。
職業上、死体が大量に出る戦場でこそ真価を発揮する。そのため、戦時下ではランクA扱いになり、二つ名もそこから呼ばれる。
アマンダが何らかの事情でアレッサを離れるときには、留守を任されたりする。
また、「魂魄眼」という特殊なスキルの保持者で、ガルスと同じく師匠の正体を見破った一人。
アニメ版第1期では最終回ラストにちょっとだけ登場。
『百剣(ひゃっけん)』のフォールンド・アーノンクル
CV:岩澤俊樹(ドラマCD版)
ランクAの「天剣士」。
「剣神の寵愛」というエクストラスキルの効果で、一度でも触れた魔剣を大量に複製したり、打ち出すことができる。その能力ゆえに、自分も複製されるのではと、師匠は少し警戒している。
無口無表情な上に威圧感のある顔のため、初対面の相手によく怖がられたり誤解されるという欠点がある。
『鉄爪(てっそう)』のコルベルト
ランクBで「鋼拳士」という格闘家系の職業。
気さくな性格で冒険者の中で顔も広い、男気溢れる好漢。
美味い食べ物に目がなく、フランから貰った師匠の料理に感動し、港町バルボラの料理コンテストに出場したフランに協力した。
デミトリス流武術という流派の使い手。
元ランクA冒険者の料理人 フェルムス
港町バルボラにある料理屋「竜膳屋」のオーナー。元ランクA冒険者の凄腕料理人。現在63歳だが、とてもそうは見えない所謂ナイスミドル。冒険者としての職業は操魔糸士。その名の通り無数かつ多彩な糸を自在に操って戦う。冒険者は引退しているものの、その強さはいまだ健在。
獣人国関係者
『獣王』リグディス・ナラシンハ
海の向こうにある「獣人国」の王。種族は「赤猫族」。父である先代獣王をクーデターで倒して王位を簒奪している。よく言えば豪快、悪く言えば粗雑なバトルマニア。ウルムットの街に武闘大会に合わせて訪問した。
劇中でも最強クラスの能力の持ち主で、フランと初邂逅した時は、軽く殺気を当てただけで一度は彼女の心が折れてしまったほど。昔は冒険者としても活躍しており、ランクは最高位のS。
当初はその言動や、後述のキアラへの先代獣王の仕打ち、父を殺したという経緯からウルムットの有力者やフラン達から敵視されていた。
しかし、それは誤解であり、実は親黒猫族派。クーデターを起こしたのも、少年時代にキアラに命を助けられたことを機に黒猫族を差別する当時の体制に疑念を抱き、その事で父と対立するようになったというのが真相。現在は黒猫族を奴隷にして売り飛ばすことを禁じ、それを守らない青猫族の奴隷組織を壊滅させたり、キアラをはじめとする黒猫族を保護したりしている。
ゼフメートとの一件で自分に向かってきたフランに興味を抱くようになり、「進化」に成功し武闘大会入賞まで果たしたフランをすっかり気に入り、便宜を図ったりしている。
15歳の「お転婆」な娘がいる。
青猫族の元隠れ蓑 ゼフメート
獣人の一種族「青猫族」で構成された傭兵団「青の誇り」のリーダー。心優しく誠実な性格。
青猫族は遥か昔の確執から黒猫族を捕まえては奴隷にして売り飛ばすという奴隷商売を続けている黒猫族の天敵と言える一族。奴隷狩りが始まった当初こそ獣人国からの支援もあったが、時が過ぎそれが行き過ぎて他の獣人族からもやり過ぎと思われだしており、実力の低さもあって獣人内での地位が低下しだしている。
ゼフメートはそうした風潮を嫌がり、青猫族も変わる必要があるという信念を持っており、黒猫族であっても見下さない。フラン曰く「初めて見たクズじゃない青猫族」。武闘大会でフランと戦い、敗退している。
しかし、「青の誇り」の実態は、何も知らずに清廉潔白に振る舞うゼフメートを隠れ蓑とした奴隷売買組織であり、彼の妹をはじめとした他の団員も黒猫族を人間扱いしない悪い意味で典型的な青猫族ばかりであった。
そのため「青の誇り」はリグディスの粛清の対象となってしまい壊滅。ゼフメートは裏切られたと知っても仲間を見捨てられず彼らをかばおうとしたためリグディスに殺されかけ、フランに間一髪で助けられた。
利用されていただけということもあり罪には問われず、リグディスの側仕えとして再出発することになった。
黒猫族の強者 キアラ
黒猫族の元冒険者の女性。現在68歳。
50年以上前に進化を目指してウルムットで活躍していた。黒猫族でありながらかなりの実力者。
現在の冒険者ギルドのマスターであるディアス達ウルムットの有力者も彼女の事を覚えている。その後、先代の獣王の配下に捕らえられ、他の黒猫族の恫喝のために王城の奴隷に落とされていたが、敵国により王城に送り込まれた魔獣をなんとモップ一本で倒している。この事件の際に命を救われた幼いころのリグディスが彼女に弟子入りし、彼がクーデターを起こす遠因となった。
現在は獣人国の王城で隠居生活を送っている。さすがに年には勝てず、寝込むことも多くなったが、獣王たちの師として種族を問わず多くの獣人に尊敬されている。
Another Wish
カラアゲ
願望器「願いの鈴」の核の化身。見た目は丸々とした小鳥。並行世界に迷い込んだ一行のナビゲート役。念話で師匠たちと話すこともできるがごく短時間しか活動できず、普段はただの小鳥で役に立たず、フランからは「カラアゲ」と命名され半ば非常食扱いされている。
並行世界のアマンダ
個別記事のアマンダを参照。
並行世界のクリムト
この世界では宰相をしている。「羽毛蛇の宝剣」の力に魅了されてしまい、宝剣の傀儡として
「羽毛蛇」を解放してしまう。
解放の余波によるものか致命傷を負い、魔獣が破壊と殺戮を繰り広げる光景を思い浮かべながら死亡。
2巻書き下ろしによれば、これまで国に尽くしてくれたことに変わりないということで、表向きは魔獣との戦いで戦死したことにされ、後任は城の宝物庫の管理者だった並行世界のネルが務めることになった。