曖昧さ回避
1.ペイントツールSAI、またはそれを使って描いたイラストに付けられるタグ。
2.トヨタ・SAI
3.XI[sai]、ソニーコンピューターエンタテイメントが1998年に発売した、プレイステーション専用ソフト パズルアクションゲーム
面白いことに、"SAI"でググると前者が一番先に登場する。あの会社ですら検索で頭を取れないとは前者、恐るべし。
1.ペイントツールSAI
SAIは、SYSTEMAXが考案・作成した画像描画用ソフトウェアである。正式には「ペイントツールSAI」、または「EasyPaintTool SAI」と呼ばれる。
2008年12月25日のバージョンより更新が止まってしまっているが、なおも人気の高いペイントツールである。
概要
デジタル絵画を描くために必要な機能のみ搭載されているため、値段の割に高機能で使いやすいインターフェースなので利用者は割と多い。
正式リリース後、数年間、pixivの使用ツール一覧での利用イラスト数1位を誇っていたが、近年出回っている安価で高機能なソフトに利用者が流れたのか、遂に1位の座をAdobe Photoshopに明け渡した。
だが1/23時点ではまた1位に返り咲いている。
フィルタが少ない、グラデーションツールが無い、指先ツールがない等、使い込むにつれ、些細な違いが気になるユーザも多いため、バージョンアップによる機能追加が望まれるところではある。
しかし、Photoshop等に比べて圧倒的にコストパフォーマンスが良い事は相違なく、そのユーザ数の多さから、案内書籍・雑誌解説記事等も相当数が発行されており人気の高さを伺わせる。
主な特徴として、ブラシツールがキャンバス回転やマウス座標に依存しないタブレット描画が可能であるため滑らかな線を描くことができることと、ベクターブラシツール(ペン入れレイヤー)がストローク、制御点、筆圧の効果を編集できることであり、これらのことからペン入れ用に限定してSAIを使うユーザーもいる。
その反面、彩色能力が若干力不足であることや、描画機能に特化したことで図形や文字に関する機能、レタッチ機能がほとんど搭載されていないことから、PhotoshopやCorel Paint Shop Proなどペイントツールとの連携が推奨される。
また、画像サイズが1万px以上のものや高解像度の画像ファイルは編集することができない。
主な機能
レイヤー機能
対応ファイルフォーマット
PSDはレイヤーを保持したままインポート・エクスポート可能。
PNGおよびTGAはアルファチャンネルを含めた32bitフォーマットでインポート・エクスポートすることが可能。