概要
ミュージカル忍たま乱太郎は、尼子騒兵衛著作の漫画「落第忍者乱太郎」および、アニメ「忍たま乱太郎」を原作とした2.5次元ミュージカル。
2010年1月に東京ドームシティ シアターGロッソにて『ミュージカル忍たま乱太郎』の初演が上演され、同年6月に一部ストーリーとキャストに変更が加えられた再演が上演された。
以降、毎年1月~2月に新作ストーリーの初演、6月~7月に再演(初演公演のマイナーチェンジ版)が行われている。
詳しいあらすじやキャストなどは、Wikipediaを参照。
原作やアニメとは異なり、ミュージカルは六年生ら上級生をメイン(一弾~七弾は六年生、八・九弾は五年生)に、ギャグや殺陣、アクションなど、原作の世界観を活かしたオリジナルストーリーとなっている。
また、2015年に「通算200回公演記念コンサート」として、これまでのミュージカル楽曲から選りすぐりの曲をまとめたコンサート形式のステージ「忍術学園学園祭」が行われて以降、毎年9月~10月に学園祭が行われている。
公演初期はミュんたまが公式の略称として用いられていたが、ファンの間では「忍ミュ」の略称が定着していた。現在では公式も「忍ミュ」の略称を用いている。
公演リスト
第一弾 | 「がんばれ六年生!」 | 会場 |
---|---|---|
初演 | 2010年1月13日(水)~1月24日(日) 全16公演 | シアターGロッソ |
再演 | 2010年6月30日(水)~7月7日(水) 全11公演 | シアターGロッソ |
第二弾 | 「予算会議でモメてます!」 | 会場 |
初演 | 2011年1月13日(木)~1月23日(日) 全15公演 | シアターGロッソ |
再演 | 2011年7月1日(金)~7月10日(日) 全13公演 | シアターGロッソ |
第三弾 | 「山賊砦に潜入せよ」 | 会場 |
初演 | 2012年1月12日(木)~1月22日(日) 全16公演 | シアターGロッソ |
再演 | 2012年7月4日(水)~7月15日(日) 全17公演 | サンシャイン劇場 |
第四弾 | 「最恐計画を暴き出せ!!」 | 会場 |
初演 | 2013年1月9日(水)~1月20日(日) 全17公演 | サンシャイン劇場 |
再演 | 2013年6月21日(金)~7月7日(日) 全21公演 | シアターGロッソ |
第五弾 | 「新たなる敵!」 | 会場 |
初演 | 2014年1月8日(水)~1月24日(金) 全21公演 | サンシャイン劇場 |
再演 | 2014年6月20日(金)~7月6日(日) 全21公演 | シアターGロッソ |
第六弾 | 「凶悪なる幻影!」 | 会場 |
初演 | 2015年1月9日(金)~1月23日(金) 全19公演 | サンシャイン劇場 |
再演 | 2015年6月19日(金)~7月5日(日) 全21公演 | シアターGロッソ |
第七弾 | 「水軍砦三つ巴の戦い!」 | 会場 |
初演 | 2016年1月9日(土)~1月23日(土) 全19公演 | サンシャイン劇場 |
再演 | 2016年6月18日(土)~7月3日(日) 全20公演 | シアターGロッソ |
2016年7月15日(金)~7月17日(日) 全5公演 | あましんアルカイックホール(尼崎) | |
2016年7月23日(土)~7月24日(日) 全3公演 | 静岡市民文化会館 中ホール(静岡) | |
第八弾 | 「がんばれ五年生!技あり、術あり、初忍務!!」 | 会場 |
初演 | 2017年1月7日(土)~1月22日(日) 全21公演 | シアターGロッソ |
再演 | 2017年6月16日(土)~7月2日(日) 全21公演 | サンシャイン劇場 |
2017年7月21日(金)~7月23日(日) 全5公演 | 森ノ宮ピロティホール(大阪) | |
第九弾 | 「忍術学園陥落!夢のまた夢!?」 | 会場 |
初演 | 2018年1月6日(土)~1月21日(日) 全21公演 | シアターGロッソ |
2018年2月3日(土)~2月4日(日) 全3公演 | 春日井市民会館(愛知) | |
再演 | 2018年6月15日(金)~7月1日(日) 全21公演 | サンシャイン劇場 |
2018年7月12日(木)~7月16日(月祝) 全7公演 | 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪) |
学園祭
公演名 | 公演期間 | 公演回数 | 会場 |
---|---|---|---|
200回公演記念コンサート「忍術学園学園祭」 | 2015年10月16日(土)~10月17日(日) | 全3公演 | エプソン品川アクアスタジアム ステラボール |
第七弾 忍術学園学園祭 | 2016年9月24日(土)~9月25日(日) | 全4公演 | 舞浜アンフィシアター |
第八弾 忍術学園学園祭2017 東京公演 | 2017年9月22日(金)~9月24日(日) | 全5公演 | 舞浜アンフィシアター |
第八弾 忍術学園学園祭2017 大阪公演 | 2017年9月29日(金)~10月1日(日) | 全5公演 | 森ノ宮ピロティホール |
第九弾 忍術学園学園祭2018 東京公演 | 2018年10月12日(金)~10月14日(日) | 全5公演 | 舞浜アンフィシアター |
第九弾 忍術学園学園祭2018 大阪公演 | 2018年10月20日(土)~10月21日(日) | 全4公演 | NHK大阪ホール |
備考
- ミュージカルのみのオリジナルキャラクターが登場する(第一弾の赤壁・新吉、第三弾の山賊一号、第四弾のイブ・ボーマンカン、第六弾の雪鬼、第八弾の壱百七・寅吉など)
- 原作、アニメとの相違点として、一部を除くドクタケ忍者隊メンバーの名前が〇鬼ではなく、ドクタケ壱、ドクタケ弐……と漢数字になっている。
- 達魔鬼・風鬼・曇鬼がミュージカル出演を果たしているが、曇鬼に関しては同名の別人(丹波忍者)である。
- 第一弾~第四弾までは忍術学園VSドクタケの構図だったが、第五弾でタソガレドキが登場して以降、兵庫水軍やドクササコ忍者などのキャラクターも登場するようになった。逆に、第七弾以降はくノ一のユキ・トモミ・おシゲの登場がなくなっている。
音楽・映像情報
- 一弾初演よりDVDが販売されているが、諸般の事情により「二弾再演」のDVDは、販売が無期延期となっている。
- 一弾初演より現在まで、公演前にキャストコメント動画を公式サイトにて公開している。
- 2010年1月21日(木)放送の「笑っていいとも」にて、ゲスト出演された食満役片岡信和さんが、忍ミュの宣伝を行った。
- 三弾再演から、一部公演がニコニコ生放送されるようになった。なお、千秋楽(東京楽)公演が放送されるようになったのは五弾初演から。全景固定カメラが導入されたのは六弾初演から。
- 五弾初演にて千秋楽公演がライブ・ビューイング開催された(ただし、本公演の開演1時間後から追っかけ中継)。その後、五弾再演、六弾再演、七弾初演・再演、八弾再演、九弾再演と不定期にライブ・ビューイングが開催されている。
- 一弾初演から公演のアンコール曲として「勇気100%」を観客・キャスト全員で歌っているが(サビの振り付けができたのは二弾以降)、こちらも諸般の事情によりDVDではカットされている。また、ニコ生やライビュでもカットされたり、別の特典映像に差し替えられている。
- 三弾初演にて「忍者はガッツ!」が使用されて以降、舞台オリジナルアンコール曲として毎公演歌われている。なお、三弾・四弾では1番までしか歌詞がなかったが、五弾から2番の歌詞が追加された。
- 四弾再演で劇中歌CDが販売されて以降、九弾までCDが販売されている。基本的に初演で使用した楽曲の録りおろしであるため、再演で追加された曲はCDに含まれていない。また、一年生がダブルキャストの場合は“合唱”の形で収録されている。 ※例外として、初演と再演でストーリーの大幅な変更、及び劇中歌の全曲変更がなされた第五弾は、再演のCDも販売されている。
- 七弾初演でドクタケ壱~肆が歌った「抜け忍のバラード」は、諸般の事情によりDVD、CD共に未収録。
- 七弾学園祭CDでは、七弾初演・再演のアナザーストーリーで披露された六年生と水軍の楽曲と学園祭テーマソング「君に捧げる歌」が収録。八弾学園祭CDでは、八弾のアナザーストーリーで披露された五年生の楽曲と八弾再演で追加された「滄海のボレロ」が収録されている。
- 八弾初演の本編DVDには、ドクタケ参と肆が病欠のため降板となった回が収録されているが、特典DVDには全員揃っているバージョンが一部収録されている。
- 九弾初演ではドクタケ肆(小姓)が一時的に代役となった回があるが、こちらはDVDに収録されていない。ただし、DVD初回封入特典のブックレットには代役を務めたキャストの写真も掲載されている。
- 九弾再演ではアフターイベントで披露された楽曲の稽古場映像が、公式サイトにて公開された。
- 2017年11月26日(日)にNHK BSプレミアムにて、七弾再演が放送された。「忍ミュ」がテレビ放送されたのは初。
その他情報
- 本編終演後、アフターおたのしみ会・アフターイベントとして、キャストのトークショーや運動会、「マルチエンディング」として舞台本編のその後のエピソードやアナザーストーリーが公演されたことがある。
- 公演とは別に、ファン感謝祭として素顔のキャストのトークイベント等が行われたことがある。
- 五弾再演以降、Gロッソでの公演を行う際、東京ドームシティとコラボを行っている。主な内容は、アトラクションでの「忍ミュ」楽曲の使用、スぺシャルコラボメニュー(オリジナルコースター付き)の販売等。
- AGF2014では、土井先生・六年生キャストによるスペシャルトークイベントが開催された。
- 成人の日には、来場者全員プレゼントやプレゼント抽選会などのイベントが行われたことがある。
- 2018年5月にはファン感謝祭 東京公演をGロッソで行い、その際にも東京ドームシティとのコラボを行っている。
- 通算50ステージごとに記念公演として来場者全員に、アニメ「忍たま乱太郎」の卓上カレンダーや、キャストの集合写真ポストカード等のプレゼントを行っている。なお、99・101ステージも同様に行った。
通算公演回数 | 公演名 | 日付 | 会場 |
---|---|---|---|
50ステージ | 二弾再演 | 2011/7/7(木) 夜 | シアターGロッソ |
100ステージ | 四弾初演 | 2013/1/18(金) 昼 | サンシャイン劇場 |
150ステージ | 五弾再演 | 2014/6/21(土) 夜 | シアターGロッソ |
200ステージ | 六弾再演 | 2015/6/28(日) 夜 | シアターGロッソ |
250ステージ | 七弾再演 | 2016/7/16(土) 夜 | あましんアルカイックホール(尼崎) |
300ステージ | 八弾再演 | 2017/7/22(土) 夜 | 森ノ宮ピロティホール(大阪) |
350ステージ | 九弾再演 | 2018/7/14(土) 昼 | 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(大阪) |
関連イラスト
マナー
第八弾公演より、公式で販売されているものを含め、ぬいぐるみ・パペット・マスコットなどの持ち込み禁止が追加された。
学園祭はコンサート形式であることから例外であり、立ち上がっての応援・歓声、うちわやペンライト持ち込みが可能となっている。
なお、2018年に行われたファン感謝祭でも、うちわやペンライト等の応援グッズの使用が可能だった。
ただし、注意事項は今後変更となる可能性が十分あるので、観劇の際は必ず公式サイト内の「Q&A」「よくあるご質問」を確認すること。