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西鉄大川線の編集履歴

2011-05-28 06:54:54 バージョン

西鉄大川線

かつての西日本鉄道の一路線で、大善寺(福岡県久留米市)~西鉄大川(福岡県大川市)間13.6Kmを結んだ。全線非電化単線。


概要

大川軽便鉄道により1912年12月30日に若津~縄手(→上久留米)間を開業。翌年、社名を大川鉄道に改称。1920年12月26日に若津~榎津(えのきづ。後の西鉄大川)まで開業させた。後に榎津から柳河(柳川)を経由して大牟田への延伸を計画したが、1937年に九州鉄道と合併した。

1937年10月に九州鉄道の柳河延伸のため津福~大善寺間が本線に編入、改軌の上に電化された。これにより、大川線は上久留米~津福間の上久留米線と大善寺~西鉄大川間の榎津線に分断された。

しかし、路線のほとんどが筑後川の河川敷にあったため筑後川改修工事の邪魔となり、多額の移転費用がかさむこともあり西鉄サイドは廃止を決めていたが、沿線住民は移転および電化を希望した。結局移転費用があまりにも高額になった結果、住民側も折れ、1951年9月25日に営業休止・1966年5月6日に廃止となった(何だこの時間差は・・・。)


駅一覧

*は分断された上久留米線の駅

駅名特記事項
*上久留米国鉄久留米駅近接
*下久留米
津福九州鉄道(福岡方面)乗換え
安武大川鉄道から九州鉄道の駅に編入
大善寺九州鉄道(柳河方面)乗換え
塚崎
草場
城島筑後有数の酒どころ
江島
青木島
鐘ヶ江
三叉
若津
西鉄大川(旧名:榎津)

余談

軽便鉄道として建設されたため機関車や客車は小型であるが、軌間は1067mmである。


戦時中に旧博多湾鉄道汽船糟屋線(現・JR香椎線)のガソリンカーが投入されたが終戦直後に西鉄甘木線に召し上げられ【200形に編入された】、再び明治以来の原始的な軽便鉄道になってしまった。


沿線住民は電化と福岡直通を熱望していて廃止に猛反対していたが、当時バス部門の成長に腐心した西鉄に無視された上に法外な電化および移転費用(当時の価格で計2億2千万円)を突きつけられたため断念せざるを得なかった。


関連タグ

西日本鉄道

西鉄

天神大牟田線

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